Virtual6633 2022(東海道:東京~名古屋)
3/2(水)4日目
今日、明日は服部さんが応援ランにやってくる。新横浜から新幹線で来て藤枝駅に7時過ぎに到着予定。ホテルで朝食を食べて、しっかり食べることを優先して服部さんを少し待たせて出発。服部さんから押しかけ伴走してもいいか連絡をもらって、基本的には単独行動が好きだけどせっかく声をかけてくれたのでたまにはいいかな!と思い一緒に走ってもらうことにした。でも「これは自分の旅なので一切気は使いませんよ」と宣言。わがままですみません。
しかし基本的に一人がいいと思うのは、おしゃべりをしたり人の背中を見て走っていると感じられないことがたくさんあると思っているから。たとえば風の音とか木がざわざわしたり自然の音は誰かと話しながら歩いていたら聞こえなくなってしまうし、真っ暗な中を最低限のヘッドライトの明かりで進む心細い状態も他の人のヘッドライトの明かりがあると感じられなくなってしまう。
島田宿はこじんまりとしているが茶屋があっていい雰囲気だった。本当は茶屋でのんびりするくらいの余裕があってもいいのだが、ここでは出発したばかりでもあるので今後気が向いたらどこかでお茶する感じで。大井川を渡ると突然来たことがある場所に出た。新金谷駅で家族でSL(トーマス機関車)に乗りに来た場所だった。
金谷を過ぎるとまた峠越えで石畳のいい雰囲気の山道や茶畑の中の強烈な登りなど。峠を下って掛川へ。掛川の城下町で東海道七曲りという無駄にくねくねと曲がって掛川城に到着。掛川でファミレスを探して12時30分昼休憩(本日31km、日本橋から271km)。今日は序盤からかなり脚の疲れを感じていて、80km×5日で木曜日フィニッシュは厳しいと思い始める。
この旅の3つめのミッション浜名湖でうなぎを食べるを当初は4日目の昼食と考えていたのが、昨日藤枝で泊ったことによりうまく行っても4日目の夕食、でも今日は疲れているので浜名湖まで行けず浜松駅で夕食に間に合うかどうかというところまで遅れてきている。これ以上遅れるとお店が閉まった後で浜松駅に到着して宿泊し、翌日浜松駅を出発するとお店が営業開始する時間には浜名湖も過ぎてしまいミッション失敗になってしまう。
午後も脚に痛みがありほぼ歩き。なぜかずっと向かい風で疲れる。よく考えると昨日も天気が崩れてからは基本的に向かい風だった気がするので、ずっと向かい風。途中で精神的に切れてマクドナルドに入っておやつにする。うなぎ屋の閉店時間が迫る中浜松の手前の磐田ではまたまっすぐ行けば近いのに旧道が無駄に回り道をして数キロまわり道。走れずに歩いていると大きな時間のロスで「何でー!」と思った。しかもその無駄な回り道の間、旧東海道の史跡とか全然なし。
天竜川を渡る時点でもう浜松駅まで行ったらお店は閉ってうなぎは食べれないことが決定的になり、浜松駅まで行かなくても浜松に入ったから天竜川を渡ったらすぐにうなぎ屋を探そうということにした。服部さんが調べたら天竜川を渡ってすぐのところに中川屋という店があったのでそこに入る。あとから調べたら歴史ある名店だったようなので間に合わない状況になってよかったのかもしれない。迷わず高いメニュー(うな重松ごはん大盛りで4800円)を食べてミッションクリア。
お店から出てルートを調べるとまさに中川屋の前が旧東海道になっていた。天竜川を渡ってからは旧東海道を気にせずうなぎ屋にまっしぐらだったが偶然にもルート上だった。目的を達成してお腹いっぱいになったので急ぐ気力もなく歩いて浜松駅へ。ホテルも服部さんが安いところを検索して予約してくれた。ホテルレオンというところで4500円。安いぶんか駅から離れていてコンビニもホテルのそばになく「まだ歩くの-?」と思っていたのは内緒(浜松駅ゴールと思っていたのに浜松駅を通り過ぎてそこそこ歩いた)。21時50分フィニッシュ(本日63km、日本橋から303km)。