Yukon Arctic Ultra(本編)

ソリへの荷物積載確認

今日の夜、ダウンタウンのモーテルに移動するため、郊外のようこさん宅でやっておきたいことは、今日終わらせなければならない。 今日はガソリンストーブ、焚き火の再確認とレース装備をパッキングして最大状態でソリに載せて引いてみること。

マイナス35度に一晩放置した櫛田さんのMSRドラゴンフライを使ってみる。ポンプカップを革製のものに変えてあるため、そのテスト。 ポンピングは手応えが薄いものの多少圧はかかったっぽいので着火しようとしたらガソリンが漏れてしまって中断。 再度圧をかけるところからやりなおし着火成功。しかし消火してしばらく置いておいたら、やっぱりガソリンが漏れ圧は勝手に抜けていた。 燃料ボトルにねじ込むところのパッキンがだめそう。ということで自分のストーブもポンプカップだけ変えても同じようになると思われる。 やっぱりポンプ部分をポケットに入れておくのが確実そう。自分のMSR XGK EXを室内から持ってきて着火確認し成功。 ガソリンストーブの使用手順は身につけられている。

焚き火練習を実施。木を集め始めるところから火力が安定するところまで時間を計ってみた。着火剤を使う方法で一度目は失敗したが、即二度目の着火をおこない着火成功。 スムーズにできたがまだ30分かかっている。着火剤は一度の焚き火で2回分使うことになりそうだが、焚き火を作れるという自信はついた。 今日の焚き火は小さめに火力を調整。

昼食後にソリへの荷物搭載。レース中最も荷物が多くなるペリーファームからドーソンまでの装備。食事5日分というのが大きい。しかしソリを引いてみると意外と軽く感じた。 れなっちもソリ体験。意外と軽いというのは同じ感想。気温はマイナス24度だったが、確かにマイナス30度と比べて楽で、 マイナス30度が何かしようと思うか、思わないかの境目だと理解してくれた。

一度戻った後、ユーコンに来てからあまり運動をしていないのでソリを引いてもう少し出かけることにする。平地と下りはゆっくり走ってみたが快適。 下見のときは非常にきつかったけど、やっぱりあのときはインフルエンザで力が全然出ていなかったのだと思う。 調子に乗って1時間以上走り歩きしてようこさん宅に戻る。

急いで荷物をまとめ櫛田さんのピックアップ待ち。19時前に櫛田さんにピックアップされてダウンタウン中心部のstratford motelへチェックイン。 荷物を部屋に放り込んでスーパーへ買い出しに行く。トレーニングモードに入っていないととても寒い。顔が痛い。 ハンガーノック直前の空腹をかかえてなんとか買い出しを済ませてモーテルに戻る。 食事をしてあまりの眠さにしばらく落ちてシャワー浴びてアイスを食べて再度就寝。 部屋が暖房効きすぎて暑いのだが部屋単位でコントロールできないようなので扇風機を回して寝る。