Yukon Arctic Ultra(本編)

オーロラの夜

ようこさんの出勤に合わせて9時30分に出発し車でダウンタウンのCoast Mountain Sportsの前に落としてもらう。 帰りは16時にCoast Mountain Sports前でカークさんにピックアップしてもらう予定。気温はマイナス26度。

気温が低いのでユーコン川から水蒸気が上がっている。少し歩くとれなっちが顔が痛くなり顔を覆うものを買いたい (持っているがようこさん宅に忘れてきた)ということでCoast Mountain Sportsに戻ってみるが年中無休のお店が今日だけ特別に休みだった。

散策で歩き始めるがすぐに体が冷えてしまいスターバックスに逃げ込む。大会直前に泊まろうと思っているホテルの場所や、 下見のときにようこさんや櫛田さんに車で連れていってもらったところを歩いて周る。 移動経路はCoast Mountain Sports、スターバックス、スーパー(インディペンデント)、マクドナルド、ホームセンター、別のスーパー、Ship yard Park、 土産物屋、スターバックスという感じ。ちょっと外を歩くと解凍しに建物に入りたくなる。

カークさんにスターバックスでピックアップしてもらいホームステイ先に帰る。夜櫛田さんに電話して明日の予定を相談。 フィッシュレイクから山越えでホワイトホースへ向かうトレイルへの送迎の相談をする。 今夜はオーロラの予報が10段階中レベル8なのでオーロラを見に行かないかと櫛田さんから提案があったのでお言葉に甘えて迎えに来てもらい、櫛田さん宅の裏山トレイルの入口にオーロラを見に行く。

<オーロラ写真:櫛田さん提供>

オーロラはばっちり見えていて、下見の時から合わせてこれが一番。空を真っ二つに割るようにオーロラの帯が出来ている。 一眼レフカメラのレンズがそれほど広角でないのが残念だが、さくさく面白いようにきれいな写真が撮れた。 (しかし帰ってきてから写真を確認したらピンぼけだった。きちんと焦点距離無限大にできていなかった?)

<オーロラ写真:櫛田さん提供>

しばらくするとすごい勢いでオーロラが増殖し爆発。普通は何日も毎日何時間も待ち続けてようやく見れるかどうかくらいらしい。 それを見はじめてすぐに見れるのは相当ついている。おそらくトータル1時間程度しか現地にいなかったがお腹いっぱいオーロラを見ることができた。 爆発は短い時間で終わり帰る時には見えるか見えないかくらいの残りカスしかなかった。 今日は満月なのに月明かりを凌ぐほどのオーロラを見れたが月がなかったらどれだけすごいのか。次は月がないときに見たい。 オーロラはこちらではノーザンライツという。

<オーロラ写真:櫛田さん提供>

オーロラを見ているときに深夜ホワイトホース着の飛行機が飛んできた。櫛田さんが「あれに友達が乗って到着するから迎えに行く」という。 空港に到着したのは写真家の谷角さん。「飛行機からいいオーロラが撮れたよ」と写真を見せてくれた。 地上から自分たちが見ていたオーロラを上空から撮影したという貴重な写真。(こちらは帰国後に連絡を取り販売していただいた)

<オーロラ写真:谷角さん提供>