Yukon Arctic Ultra(下見編)
ストーブのパッキンが凍る
10時に櫛田さんがピックアップに来ることになっていたが寝坊。急いで準備して外へ。 わざと1晩外に放置しておいたSOTOバーナーを点火してみるが案の定点かない。おまけにどこかから燃料漏れしている。 櫛田さんのMSRバーナーを取りに行ってそちらをテスト。一応点いたがしばらく放置して夜にやってみようということになった。 今日はフィールドに出る予定だったがマイナス30度で安心して使えるバーナーがないので延期。
夕方一人でようこさん宅からアラスカハイウェイ沿いを歩いてみる。ハイウェイ上は路肩が狭いところもあって徒歩移動が怖そうと思っていたが、道路外にずっとスノーモービルのトレースがついていた。 一度帰ってGoogle mapを見て今日行く予定だったトレイルまで自走で行けそうだったので14時半ごろ走り歩きに出かける。 ウェアはシェルを除く3枚と軽装にしたが走ると汗が出てくる。足も暖かく調子がいい。気温を見るとマイナス26度。少し上がった。 バラクラバやゴーグルを持っていかなかったため頬が冷たくなってしまった。急いで帰ることにする。 ようこさん宅近くまで戻ってくるといよいよ寒い。温度計はマイナス31度。マイナス26度と31度の違いがわかるようになった?16時半帰着。
少し昼寝して19時に櫛田さん到着。MSRのバーナーを試す。やはりパッキンがだめになっていたがシリコングリスをポンプに注入して一応使えるようになった。しかしもっと可動部分の少ないシンプルな構造のものを買ったほうがよいとのことで明日買いに行くことになった。 お茶しながら作戦会議。ユーコンにやってくるお客さんの話で「バナナで釘を打とうとするやつがいるんだよー」という話になり、部屋にバナナを用意してあるとは言えなかった。見つからないうちに食べよう。
櫛田さん帰宅後22時半くらいから、昨日から設置しっぱなしのツェルトに入り足先の冷えについて追加実験。素足にダウンのテントシューズを履き、その上にDASパンツを足首から下に履く足がもこもこした塊になっている感じ。これでもしばらく経つとつま先だけ昨日と同じように冷えた。でも震える寒さではないのでこのまま睡眠できるだろう。 足先の冷えは土踏まずあたりまでは暖かく、しっとり汗をかいているくらいなので、これ以上何かやるなら熱源を入れるしかなさそう。 マットは昨日よりも気持ち潰れた気がする。体の接地面積が小さいと地面に当たるが普通に寝る分には下からの冷えはなかった。 ツェルト、シュラフを部屋に撤収。マットを部屋に入れたとたんにマットが膨張してきたので慌てて空気を抜く。 今日もオーロラ出現。一眼レフを出して撮ってみた(ピンボケになってしまった。次回再挑戦したい)。24時半ごろ野外活動終了。今日はベッドで寝る。