SWISS PEAKS 2024
LB5~La Creusaz(9/6 1:00~9/6 7:00)GPS距離:8.17km, 獲得標高:743m, La Creusaz付近で大会車両ピックアップ
LB5 Salvanで水の補給もしていないことに気が付く。街の中に水場があるはずなので探し中心部に噴水?があるのを見つけた。飲用不可のマークが貼ってあるので躊躇したがないよりはましなので、とりあえず補充しておく。山に向かってコースフラッグを追うが途中で見つけられなくなってしまいコースデータGPXを見ても道が細かくてよくわからない。人の家の庭というか敷地に入らないと上の道路に出られない感じ?しばらくは関門時間ぎりぎりに出た他の選手たちもまわりにいたが少しずつ人数も減っていった(選手かわからないが、路上で座って寝ている人もいた。おそらく選手)。あとから思えば、1人で解決しようとせず他の人についていけばよかった。
いつまでもうろうろしているよりはましと、Maps.meで地図を見て普通の道路で大きく迂回して山に入ることにした。1時間ほどはロスしたと思う(1時にLB5を出て街から出れたのは2時40分だったと思う)。うろうろしている途中で水場を見つけたのでハイドレーションの水を入れ替えた。山に入って少しの間はコースデータGPXの通りだったが途中からまったく別の山に登っているのでは?というような全然違う方角へ林道を登り始めた。
コースフラッグがついているということはスタッフが直前に入っているので、迷わずフラッグを追って行けばいいはずなのだが、もしかしてどこかで来た道のコースとクロスして逆走してしまっているのでは?とか別の距離のレースがスタートしているので別のカテゴリーのコースに迷い込んでしまっているのでは?など迷いが出る。林道が終わってトレイルに入るとコース上に木の枝なとがかかって今までのトレイルよりも荒れている感じになりますますこのまま進んでよいのか?と思いはじめる。前の区間の時間読みに関して大会側への信頼が揺らいでいるというのも無視できない要因になっていたと思う。
しばらくすると山の斜面をトラバースするような道になりコースデータGPXのほうに戻ってきた。林道があり視界が開けたところで眠くなり、かなり長い間睡眠を取っていないので少し眠ることにする。制限時間的にかなり無理がある状況になってきていることはわかっているが、次の関門時間まではまだ時間があるので調子が上がりさえすればペースアップして間に合う可能性はあると考えていた。
少し眠って目を覚ますと少し明るくなっていて極寒で体は冷えて固まっていた。特に足のつま先が感覚がないレベルで冷え切っている。ウエアはそれなりに予備があるので全て着込んで動けば問題ないが足の防寒対策はさすがにしていない。まわりを見ると近くに山小屋が見えるので、そこに行ってリタイア(救助要請)するか?と思うが、明らかにレースには無関係の山小屋なので面倒なことになりそう。少しの間体をぶるぶるさせて暖め先に進むことにした。リタイアするとしてもあと1つ山頂を超えて次のエイドにいけばスムーズだろう。
歩き始めたときに下から車が上がってきて大会関係の車両だった。車に乗るように言われたので素直に従う。レースとしては非常に残念だが、ちょうどいいタイミングで助かったと思った。車でLB5 Salvanに送ってもらい、しばらくはこの場所を使えるようだったが、ここで流れ解散という雰囲気だった。他にも選手がたくさんいるのだが全部リタイアなのか?(そのはずである)
いちおうバスもあるようなのと、数km歩くとSalvan駅があるので歩くかバスか考えていたらスタッフが車で送ろうか?と声をかけてきた。最初スタッフは「Bouveret」と言っていたので、もしかしてフィニッシュ会場まで送ってもらえるのか?ラッキーと思っていたが、元からか送る人数が増えてしまったからかはわからないがSalvan駅までの送りになった。Salvan駅で列車を待っている間も車で駅に送られてきた選手は増えていった。
【後日談】
Facebookにリタイアの日の記録をアップしたところ、徳本さんから指摘が。
「LB5の後はこんな感じのルートでしたよ!(赤:gpx、青:実際通ったルート)出発する時にスタッフからコース変更の説明ありませんでしたか?トップ選手数人は当初のgpxルート行ってたみたいですが、私の時はスタッフから雨とかで通れなくなったみたいな説明があってとりあえずレッドフラッグでOK?って聞いたらOK!って返って来たのでレッドフラッグ沿いの新ルートに行きましたー。廣瀬さんも青ルートになって「スーパーイージーマウンテン?」って言ったって言ってましたしw」(左の画像)
コース変更の説明なかった!(爆)赤ルートどころかさらに南側(迂回の新ルートと反対側)につけられたフラッグを追いかけていた!それで主催者が車でピックアップに来たのかと納得いった。確かに危うい状況だったけど強制回収にしては少しタイミング早すぎかなとも思ったので。全体を通して主催者のコース変更に踊らされていたと。
「トレイルに入るとコース上に木の枝なとがかかって今までのトレイルよりも荒れている感じになり」とレースで人が通った後にしては踏まれていないと感じていて、自分の山力というか勘は合っていたという結果に。
実は完走できていた疑惑(笑)まあ、いまさらどうでもいいですけどね(笑)
改めてコース図を見ても迂回ではない本来のルートでも、距離と高低差が正しければ、まだ強制回収するような時間帯ではなくコースアウト扱いでお迎えが来たとしか思えない。危険があって迂回ルートにして当然その先のエイドもクローズしているだろうから当たり前の処置だと思うが。そのまま本来ルートを進んでも完走できた可能性は十分あると思う。たられば言っても仕方がないし、真相を知ってからではなく現地で「プラン通りにコントロールできていた」と手ごたえはあったので自己満足すればいいと思う。