SWISS PEAKS 2024

グリムゼル峠

オーバーヴァルトからバスに30分ほど乗ってレースで行く山とは反対側のグリムゼル峠へ。 バスは壁のような斜面に蛇行して作られた道路を登っていく。道路の折り返し部分はバスだと対向車線も使わないと曲がれないため、すごい音量で警笛を鳴らしながら走る。 対向車もわかっていて曲がりのだいぶ手前でスピードを落としてバスが来ていないか様子を見ているようだった。 峠に到着した1時間後に反対側(帰り)のバスがあるので、1時間の滞在で帰ろうと思っていたが、少しトレイルを歩いたらすぐに帰るのはもったいなくなって「あと少しだけ」と疲れないようにスローペースで歩いていたら500mアップで標高2650mの稜線まで登ってしまった。絶景を楽しんでまたゆっくりとグリムゼル峠に戻る。

トレイルはいろいろな方向に分岐していてオーバーヴァルトまで歩いて帰れるらしい。レースのように時間を気にせず、気の向くままにゆっくり歩いたら楽しそうだなと思った。すぐに帰るつもりだったのに3時間も歩いてしまった。14時40分のバスで帰る。15時5分オーバーヴァルト到着予定。あとはレースの準備してゆっくり休みます。

バスのチケットはハーフフェアカード対象だった。行きのバス乗車時はチケットとハーフフェアカードの確認があったが帰りは何もなかった。これだとチケット買わなくても乗れてしまう。ホテルに戻ってから2時間ほど昼寝。眠れなかったがごろごろして体は休まっただろう。夕食は外食へ。スパゲティボロネーゼとチキンフィンガー(ワンプレートでサラダとポテトフライが乗っていた)とアイスティーを頼んで34.5スイスフラン。日本円に直すと6000円くらい。しかしとてもおいしくてお腹いっぱいに食べれて大満足だった。レース前最後の夕食にふさわしかった。

夕食後、レースのパッキングをした。受付は当日スタート直前にすることにしたのでゼッケンはまだない。 前日受付がスタート地点の街から電車で40分ほど離れた「LifeBase 1 / FIESCH」なので、 オーバーヴァルトには宿泊施設が少ないこともあって多くの選手はそちらに宿泊しているようだ。同じレースに出場する他の日本人選手たちもFIESCHに宿泊している。 しかし私はスタート地点の近くのホテルに連泊&当日受付にして直前までホテルでゆっくり休めるようにした。 あと旅行的な意味でスタートする街(村)の様子をよく見ておきたかったのも理由。

レースのスタートが10時のところ、当日受付は9時30分までなので、主催者側としても30分あればスタートの準備ができると考えているのだろう。 自分はそのまま走れる格好でホテルを出て、受付してフォロワーバッグを受け取ったら、スーツケースの片側に入れたレース中に使う荷物をフォロワーバッグに移して、 スーツケースをフィニッシュ地点ダイレクトの荷物預けに渡せばスタート準備完了になる。 8時からホテルで朝食を食べて遅くても9時にスタート会場に行けば大丈夫だろう。

極端な話、10時のスタート時に準備できてなくても、スタートさせてくれるなら10時10分に1人で出発しても何ら問題ない。

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