Everest Trekking 2019

ナムチェ(3550m)~デブチェ(3820m)

朝7時過ぎに朝食。今日は、おかゆ、みそ汁、オムレツにした。おかゆ、みそ汁はガイド会社が持たせてくれた包みの中からナビンさんが用意してくれた。毎日ナビンさんがロッジのメニューにない「みそ汁は?」と聞いてきていたので、なぜだろうと思っていたのだが、せっかく日本のものを持って来たのにということだったらしい。なので、その提案に乗ってみた。

8時に出発して、さっそく昨日の夜にFBで聞いた「気分」と「気持ち」の違いについて話しをした。自分でも納得できる話にまとまったと思ったが、100%その法則に当てはまるわけではなく日本語って難しいと思った。途中の見晴らしのいいところでナビンさんがロッジに忘れ物をしたというので取りに戻った。帰ってくるまでビピンさんと写真を撮ったりしながら待つ。30分くらい待っている間にランナーが通ったり、大きな荷物のトレッカーが通ったりして、やっぱり保護されて連れて行ってもらっているよりもあっち側がいいなと思った。(もちろん今回はそれとは別の基準で楽しんでいます)

途中のロッジでビピンさんが大きな金属の酸素ボンベを受け取ってもし上のほうで高山病になった場合に使うという。持たせてもらったが、けっこう重たく4kgほどあるという。ナムチェからは下り基調で川のほうに下りて行く。途中でゴーキョとの分岐があり「ゴーキョまで○時間、エベレストBCまで21時間」と書かれていた。コースタイム21時間ならがんばれば1日で行けるなと思った(笑)川を渡る手前のロッジで昼食。今日は天気が悪くなってきて青空は見えなくなってしまった。

12時10分ごろ昼食を終えて再出発。標高3300mから4000mへ約700mのアップ。川を渡って登り始めたところにトレッキング許可証のチェックをするゲートがあり写真を撮ったら撮影禁止だと怒られてしまった。登りなので休み休み登るのだが、体が温まったところで休みましょうと止められてしまうので、できるだけ体を冷やさないようにザックを下さずに休憩していた。ビピンさんとの会話がすっかり日本語になってしまったので、同じ場所で足を止めた外国人に「Where are you from?」と話しかけたら、「ハワイ。でも日本に10年住んでいたよ。横浜の保土ヶ谷に住んでいた」と日本語で返ってきた。ビピンさんが「子供は何人いるんですか?」と聞いてきたので家族の話をする。ビピンさんは若そうとは思っていたが23歳で私の半分(せいぜい30歳くらいかと思った)。18歳からガイドを始めて5年。でも振る舞いとか落ち着いていてもっと大人に感じていた。

登っている正面にカンテガ(6783m)が見えていて(今まではタムシェルクの陰になっていて見えなかったと思う)上のほうは白く半透明な感じで雲がかかっていた。ビピンさんが「あそこ雪降ってるなー」と言った。この先標高が上がった時に雪景色が見れたら楽しいかなと思った。尾根を登り切ってタンボチェという寺院に到着。世界一高いところにある寺院らしい(約4000m)。そこから少し下って、宿泊地のデブチェに到着。パラダイスロッジというところだった。部屋に案内されるとトイレは部屋の外の共同で部屋も狭くなっていた(不満なのではなく変化を記録する意味で)。それでもツインの部屋を1人で使えているのでだいぶ快適。食堂(レストラン)はきれいでおしゃれで街と変わらないような雰囲気だった。

昨日の夜、FBでクリシュナさんという人から友達申請があり、なんかナビンさんっぽいと思ったので承認したけど、デブチェに着いたところで「これナビンさんのアカウント?」と聞いてみた。確かにナビンさんでクリシュナは本名だけど友達にからかわれるので、愛称ナビンで名乗っているということだった。クリシュナはヒンドゥー教の神様の名前なので「クールだと思う」と伝えたが、ビピンさんがクリシュナは彼女がたくさんいるからと解説してくれた。欧米人が息子にゼウスと名付けるようなものなので、日本で言うとキラキラネームかもしれない(ナビンさんごめん)。

デブチェでもまだNcellのSIMは通信できていた。しかしフル充電の料金がナムチェの100ルピーから400ルピーに値上がりしていた。まあ心おきなく写真、動画、ネットするために充電費用として10000ルピー用意してあるから全然問題ないけど。 夜はまたダルバートを食べた。おいしかった。19時30分にレストランの電気を消されてしまったので(強制)部屋に戻る。ビピンさんに何時間くらい寝ているのか聞いたら夜12時ごろ寝て6時間くらい寝ているらしい。スマホに日本語や英語の辞書や読み物が入っていて勉強しているとのこと。私はスマホに英語の教材入れて来ているのに一度も聞かず22時前には爆睡です(だめ人間)。