Everest Trekking 2019
モンゾ(2835m)〜ナムチェ(3550m)
朝7時に朝食。パンケーキにバターを塗ったらバターがブルーチーズぽくて失敗したーと思った。昨日までのバターは大丈夫だったのに。はちみつをたっぷりかけてブルーチーズっぽさをかき消して食べた。ブルーチーズが嫌いな人はバターは最初は少しだけつけて安全を確認してからしっかり塗ったほうがいい。
8時にスタート。最初は川沿いの谷を歩く。山の斜面の上の方に家がいくつかあったので、あのような場所に住んでいる人はどんな仕事をしているのか聞いてみた。ほとんどの家は通年は住んでいないという。トレッキングシーズンだけ帰ってきて山の仕事をしたり、それ以外はアメリカなどに住んで働いている人もいるという。畑で作物を作ることはほとんどなく、ネパールの南部やインドの物をお店で買うのだという。
1時間ほど比較的平らなトレイルを歩いた後、ナムチェに向かって標高差700mの登り。超スローペースで登って行く。途中の休憩中に木々の間から小さくエベレストが見えた。山の形がわかるくらい意外とちゃんと見えた。じりじりと登り続ける。欧米人のトレッカーが登り方向も下り方向も大きな荷物を背負って歩いていてうらやましかった。本当は自分も自分の荷物は全て背負って歩きたい。今回は安全確実ということで仕方がないが(高所の経験がないので)次の機会があれば自立した登山者として歩きたい。標高3300mくらいでナムチェの入口に着き、木が少なくなって風を受けるようになった。街の中の石段を30分ほど歩いて11時30分ごろ今日の宿に到着(所要時間3時間30分)。部屋はまだトイレ付きの部屋だったがさすがにシャワーはなくコンセントもない。
昼食前にミルクコーヒー(ミディアムポット、600ルピー)を頼んだら大きなポットに満タンだった。4杯飲んでもまだポットに半分くらい残っていてポットごと部屋に持ち帰ることにした。コーヒーが1杯で300ルピーなのになんかおかしい。昼食はミートカレー+ライス、フライドヌードル(焼きそば)。前日の宿の食事の量から想像していけると思ったのだが、思ったよりもサイズが大きく、フライドヌードルの半分は手を付ける前に別の皿に半分移してナビンさんに食べてもらった。荷物を開いて使ったウエアを可能な限りハンガーに吊るす。シュラフもベッドの上に広げて少しでも水分を飛ばせるようにした。
その後、ビピンさんが「買い物に行くなら付き合います」と言ってくれたが一人の時間もほしいので「一人で行きます」と言う。「樺澤さん英語できるから心配ないねー」と言ってくれてちょっと嬉しかった(できるというほどできないけど買い物くらいは平気)。
街の中心部にはたくさんの店があり日用品から登山道具までなんでもあった。登山の道具も一式揃うくらいあるのはすごいけど、ここまできてからそれ買う人いる?と思った。お土産もたくさんあるがナムチェにあってカトマンズにないものはないだろうと気にせず。ロッジでの室内履きを買うことにした。ロッジに着いて服を着替えてからも部屋から出るたびに汚いシューズを履くのが嫌になってきたので。
サンダルだとナイキやKEENのようなどこにでもあるやつでつまらないので、ウールのスリーピングソックス(分厚い)を室内履きとして使うことにした(500ルピー)。色はれなっちカラー(紫)にした。持って帰った後れなっちが使えるかもしれないので。ラバのうんこ踏んだシューズで歩いている通路とかもこれで歩くけど洗濯すれば問題ないだろう。500円なので使い捨てでもいいし。
明日の夜もナムチェの同じロッジ宿泊予定。高度順応の停滞ではあるが、ナムチェ周辺を歩く予定になっていて8時出発、16時フィッシュ予定で、小さな山を越えた向こう側のクムジュンという村に行きましょうとのこと。小さな山といってもたぶん標高は富士山超えです。この先に進むためのテストの日って感じ。ビピンさんからこの先を登っている間はもうシャワーは浴びないという話しがあった。シャワーを浴びて体を冷やしてしまうと高山病リスクが上がるという。下っているときはシャワーokとのこと。 日記を書いている途中でPCのバッテリーがなくなったのでロッジに充電を依頼。明日の朝までコンセント繋ぎっぱなしのフル充電で100ルピーでいいらしい。