Yukon Arctic Ultra(本編)

ダウンタウン(リバーデール)へ引っ越し

朝から仕事のメール問い合わせの対応。それからレースレポート書き。最近ホームステイ先に停滞している時間が多いが、帰ってからのことのいろいろな調整やレポート作成、文章作成で有効に時間を使えていると思う。暇はしていない。

お昼にようこさんが帰って来て、残りの日はカークさんの上司の家に滞在しませんかと提案がある。どういうことかというと、カークさん(ようこさんの旦那さん)の上司がハワイに長期間遊びに行っていて、その留守番で蒔ストーブで家を温め犬の世話をしておくことを依頼されているため、家を自由に使ってよいことになっているとのこと。こちらの家ならダウンタウンにも15分くらいで歩いていけるし、スーパーも近くにあるし、グレイマウンテンというお手軽トレッキングコースもあるそうだ。

そこで最後に焚き火をもう一度やっておくことにした。ダウンタウンのほうに行ったら焚き火はできないし、日本に帰ってもそこいらで適当にというわけにはいかないので。あとは昨日アウトドアショップで購入した小さいノコギリの切れ具合の確認。なぜ急に小さいノコギリを買ったかというとレースの必須装備になっていて、今回はビクトリノックスのノコギリ付きのモデルを持って行ったが、単機能のほうが軽くて使いやすいと思ったため。焚き火を長時間やる場合には太い木をノコギリで切って燃料にしなければならない。今日は人の家の敷地内なのでそんなに太い木は切らないけど(適当に林になっているので枝を取って焚き火を作るのはOK)。

今日は時間もないので木の枝も少量で短時間で小さい火を作る。相変わらずスタートは着火剤を使うけど、すぐに火をつけることができた。今まで大量の木の枝を集めて量を頼みに火を着けていた感もあったが、今回は最小限で素早く。そこにノコギリで切ったやや太めの木の枝を加えていく。ノコギリはやっぱりビクトリノックスよりも単機能のもののほうが使いやすい(ビクトリノックスも質は十分にいいけど)。火が小さくなっても新しいのを取ってくるのではなく周辺で燃え残った木の枝を真ん中に寄せて火を維持していく。これなら木の枝を集めるのにそんなに時間はかからないし、ちょっと手足を温める、雪を溶かして水(お湯)を作るくらいなら十分だと思った。ただ次回はレース中に焚き火を作るようなことはなしにしたい。

荷物を片付けて移動の準備。毎日せっせと食べているけど行動食が山のように残っているので、2日分だけ手元に残してあとはようこさん宅に置いていく(4日分くらい)。それでもけっこう荷物が多く、帰りに預け荷物2つ、手荷物1つに収まるかなと心配になる量。整理すればなんとかなるとは思う。カークさんの上司宅に移動。なかなか裕福な方のようで家じゅうに膨大なアウトドアギアとトレーニング器具で溢れている。いったい何種目やっているんだ?MTB、スノーシュー、クライミング、トレラン、シュラフとマット。。。これが2つや3つじゃないくらい置いてある。ハンティングもするそうで地下の大きな冷凍庫には肉屋か!?というくらいいろんな肉が冷凍されていた。肉も自由に食べていいらしい。

そんなわけで明日はまずグレイマウンテンに登ってみようと思う。