Sahara Race Namibia 2016
帰国
5時30分にホテルのフロントでわたるさん&まきちゃんと待ち合わせ。まずは保安を逆に通過するところから。またもめるかと思ったらすんなり横の扉から通らせてくれた。すぐに話が通じた感じなのでよくあることなのかな?保安の先に(本来は保安の手前に)国際線乗り換え用の航空券発券カウンターがありエア・チャイナの窓口には人がいたのでわたるさんがここで発券してもらい荷物も預けることができないか聞く。もしここで発券して荷物を預けることができないと大きなスーツケースを飛行機に持ち込めてしまうことになるのだが。荷物預けもここでしてくれることになり、エア・チャイナの人がおそらく本来荷物を預けるべきところに行って荷物のタグを出してきてくれて荷物を引き取ってくれた。これでわたるさん&まきちゃんは通常ルートに復帰。ただキャセイはまだ窓口が開いていないので、自分はここでわたるさん&まきちゃんと分かれて一度入国することにする。
パスポートチェックのところで係員の背後から声をかけて「昨日トランジットホテルに泊まったが入国審査に行きたい」と言って通らせてもらい入国審査まで戻って並ぶ。ここで明らかに手荷物で持ち込めないサイズの荷物を持っているのはおかしいのだが突っ込まれずに普通に入国できた。これでやっと通常ルートに復帰。ヨハネスブルグは治安が悪いと聞いているので入国後は少し気を引き締めていく。まだ8時前でおそらく航空券を発券できるのは10時ごろからだと思うので時間はたっぷりあるがキャセイの発券カウンターの場所を確認しておこうと思う。日本のように細かい案内板がなくきょろきょろしているとさっそく南アフリカ人に話しかけられた。精神的に少し疲れていたのでチップを渡して案内してもらえばいいかと思い「キャセイに乗り継ぐ」と言って案内してもらった。チップに適当な金額の紙幣を持ってなく、10ランドを見せたらすごく不満そうな顔をしたので、仕方がないから100ランド渡した。明らかに高すぎだけど残しても使い道ないし。ナミビアに行ってきてこれから日本に帰るんだと少しだけ雑談して南アフリカ人と別れる。
その後もぶらぶらしていると次々と南アフリカ人に話しかけられるがもう場所はわかったので無視。発券カウンターの1つ下のフロアにフードコートが見えたので朝ごはんを食べに行く。中華のお店でチャーハンを注文。ナミビアの中華レストランでチャーハンを食べれなかったので。南アフリカで食べるチャーハンはどんな感じなのかと思ったが、普通においしいチャーハンで満足(かなりおいしく感じた!)。トランジットホテルでもらったwifiパスワードでwifi接続できたのでネットして時間をつぶしてから10時に発券カウンターへ行く。
無事に発券できスーツケースを預ける。保安を通って国際線ターミナルへ。南アフリカ内にいるとエジプト以来のうざさでやたらと話しかけられるが国際線ターミナルに入るとそんなことはなくなり安心していられる。搭乗ゲートの場所だけ確認してから土産物屋を歩き回り、どのようにお金(ランド)を使い切るか作戦を考える。ランドを日本に持ち帰ってもたぶん円には戻せない。絶妙な計算でお土産を買って現金を使い切ったところで飛行機に乗る前にコーラを買っておきたくなった。次のフライトは13時間ほど。飲みたいものは確保しておきたいのでクレジットカードでコーラのみ購入。
飛行機に乗ったらあとはひたすら暇つぶしをして香港に着くまで耐えるだけ。ヨハネスブルクを出発してしばらくすると窓の外にアフリカ大陸の海岸線が見えていたので地図と見比べながら外を眺める。陸地が見えなくなったら、後は映画を見たり寝たり・・・。隣の席は中国人のおじさんで、中国語で話しかけられたので自分は日本人だと言うとそれ以降話しかけられなくなったが、自分が窓側で中国人のおじさんが通路側だったので機内食やゴミの回収が来たときとか、自分がトイレに行くときとか、何かと気を使ってくれてやさしいおじさんだった。
長い長いフライトの後、日付が変わって5/10の朝ようやく香港に到着。乗り換え待ち3時間+成田へのフライト5時間で日本はまだ先という感じだがアジアというだけでもう帰ってきたような安心感がある。お腹が空いたのでフードコートでラーメンセットを食べる。お店の名前は忘れたが日本系のラーメン店だった気がする。日本のおいしいラーメンと変わらない。最後のフライトに乗り成田へ。もう早く帰りたいの一点。
成田では荷物も無事に出てきた。税関検査ではどこに行ってきたのか聞かれてナミビアだと答えると今までにないくらい荷物を開けて調べられた。日本人があまり行かないところに行ってきた場合は調べ方も厳しくなるそうで「すみませんねえ」と言いながらけっこう細かく中身を見ている。スーツケースの片側は砂漠で使った装備一式を汚すぎるので封印したような感じにしていたので、「そっち側汚いですよ」と断りを入れる。そこ触った手で次の人の荷物検査したらちょっと気の毒だ。ナミビアで取ってきた砂を見つけられて内心「ヤバイ」と思ったがスルーされた。ほんとうは検疫しなければいけないはず。税関検査も無事に終わり旅終了。空港内でパフェとコーヒーでささやかに一人打ち上げしてから帰宅した。