Sahara Race Namibia 2016

ブリーフィング・装備チェック

ブリーフィングの日は朝が早い。朝6時に朝食のためホテルのレストランへ。これがまともな最期の食事になるため、以前の砂漠レースのときはかなりたくさん詰め込んで食べていた気がするが、今回はそれほど身構えることもなく軽めに食べる。8時からストランドホテルでブリーフィングがある。その前に装備チェックに備えて最後の軽量化としてコーンスープの小袋(26袋)を開けてジップロックに移す。自宅で計測した感じだとこれで50グラム程度の軽量化になる見込み。パイナップルのドライフルーツもパッケージを開けてジップロックにまとめた。

軽量化作業をしていたら7時45分になってしまい、走ってストランドホテルへ行く。 ブリーフィング後に9時から順次装備チェックが始まるため荷物をまとめてチェックアウトしてブリーフィングに来ている選手もいる。 自分のテントNo.22は11時から装備チェックとなっているためブリーフィング後に一度ホテルに戻ってくる時間がある。 ブリーフィングで初めて今回出場する200人以上の選手が集まった。4Desertsシリーズのレースの参加者は150人前後のことが多いので200人越えは多く感じる。 多くなった要因は単純に日本人参加者が多すぎだからだと思うけど。 ブリーフィングが終わって、まきちゃんからポンチョを受け取りスワコプムントホテルへ戻る。 ただホテルを10時にチェックアウトしなければいけないため戻ったからといってのんびりできるわけではなく荷物をまとめて出発しなければいけない。

ホテルを出る前にwifi接続できる間に出発メッセージをと思ったらチェックアウト以前にすでにwifiアカウントを無効にされてしまったようで接続できない。レースで使う荷物以外はスーツケースに入れてホテルに預ける。レースの装備を背負って再びストランドホテルへ行く。自分の装備チェックは11時からのため、しばらく他の人の装備チェックを眺めていたが暇になってしまったため10時30分ごろ装備チェックに並ぶ。重量の計測では7.5kgまで減っていた。自宅での計測よりも600g少なくなった。減った重量の大部分はGoproでの映像撮影をあきらめたための減量だが。装備チェックも問題なくあっさり終わり。12時45分にキャンプ地に向かうバスに乗るまでは何もすることがなくなった。

昨日まではよく晴れていたので風があっても日中は寒さは感じなかったが、今日は曇りで日差しがないためとても寒く感じる。毎日海からの風が強いため、今回の砂漠レースは寒さが問題になりそうだった。わたるさんがいたので、まだwifiが使える状態か聞いて使えたのでわたるさんのスマホかられなっちに準備完了メッセージを送らせてもらった。しばらくしたられなっちから「今日の空くんはご機嫌斜めです」とメッセージと写真が来た。

13時にバスに乗って砂漠のキャンプへ出発。北へ4時間ほど走ったスケルトンコーストというところがキャンプ地らしい。 バスで4時間だとだいたい400km離れているということになるか。スワコプムントを出ると景色はすぐに砂漠になり、バスは途中1度のトイレ休憩をはさんでキャンプ地到着。 キャンプ地は砂漠というよりは海がすぐそばに見え砂浜のようだった。キャンプ地の入口では現地人(ヒンバ族)のお出迎え。 しかし見世物のように呼ばれてきた彼らはどう思っているんだろうと思った。

到着してすぐに夕食の準備。真っ暗になってしまうと作業スピードが落ちるので明るいうちに済ませられることは済ませたほうがいい。風も変わらず強くテントの外に出ていると体がすぐに冷え切ってしまう。テントの中にいれば寒くはないので気温はそれほど低くなさそう。

日が暮れるとキャンプ地でたき火でお湯を作ってくれている現地の人たちが歌を歌い始めた。お湯係?なのに歌と踊りの統率が取れていてプロか?と思った(たぶん普通のおじさん、おばさん)。たき火を囲んでいい雰囲気なのだが寒くて長く外にいると無駄に体力を消耗するし体調を崩しそうなので早めにテントに引き上げて8時前に就寝。