Everest Trekking 2019
ナムチェ(3550m)〜クンデビューポイント(Hillary Memorial Viewpoint)(4100m)〜ナムチェ(3550m)
ロッジを7時10分ごろ出発しクンデ村のほうに登って行く。途中までは行きにエベレストビューポイントに行った道と同じで途中で分岐する。標高の低い方から雲が沸いてきた。ここに来てからほとんど快晴なのでけっこう珍しい。一度曇ると後から晴れることはまずないらしく、曇ってしまったけどどうしましょう?と聞かれる。晴れるかもしれないし、もやの中歩くのもいいんじゃないかと思い、とりあえず行きましょうと答える。
しばらくするときれいに晴れた。クンデ村はおそらく村自体は古いと思うが新しい建物も多く村の入口のストゥーパは作り立てなのか塗り直したのかきれいで、その周りにマニ車を設置すると思われる壁を作っていた。
村を通り抜けてビューポイントに向かってさらに山道を登る。意外と標高差がある。しかしやっぱり5000mから降りてきた後だと楽で、まったく息を乱さず9時10分に到着(所要時間2時間)。見晴らしは素晴らしく、でも今までさんざん見てきた景色なので適当に写真を撮って戻り始める。
ナムチェ近くで下りでズルっと滑ったら(地面に手をつくくらい)ビピンさんとナビンさんがすごい反応で手を出してきた。トレッキングの間もそこで手を出されるとかえって危ないんだけどなというところで体に触れられたり、ほんとにお盆の上にワイングラス載せて運んでいますくらい丁寧に扱われている。トレッキングの前半はこういうのが「子供扱いされている」とストレスになっていたのだが、今はもうガイドはそういうものだと理解している。お客様はまさに高価な商品で、それにふさわしい扱いをするように教育されているはず。この対応ができているから高齢のトレッカーも受け入れることができるわけだし。なので「そんなに慌てなくても大丈夫だって!」と言いつつ「でもガイドさんから見たらお客様だからね」とビピンさんに言った。ビピンさんだって私がほっといても、滑ったり、転んだりくらいでどうかなったりしないのはもうわかっている。
戻りも速く11時にはナムチェに。お昼にも少し早かったが「illy cafe de 8848」というお店に行ってみたかったので、一緒に行きませんか?とビピンさん、ナビンさんを誘う。ナムチェ中心部(まさにメインのところ)にあり広くてテラス席もあるいい感じのお店だったが、やはりオフシーズンで昼食には少し早いとはいえお客さんは誰もいなかった。そもそもメインストリートに人がいない。ビーフハンバーガーを食べて満腹になりロッジへ戻る。
午後はオフにして、ビピンさんはテレビでネパールとブータン?のサッカーがあるから観るという。ネパールで盛んなスポーツは何?と聞いたら一番はサッカーで、あとはバレーボールかなと言っていた。ビピンさんが好きなチームはバルセロナで、日本だったら神戸だという。イニエスタつながりで。
午後は部屋でだらだらと仕事のメールをしたりしている。もう日にちを消化して帰るだけという感じになってきた。