南大東島
南大東島4日目
南大東島最終日(4日目)。朝から土砂降りの雨でテレビをつけると熱帯低気圧と台風の情報で盛り上がっている。しかし今日の午後からの移動は台風の後を追いかけて行くような感じで重なることはなく問題なく帰れそう。帰るときに汗や雨で濡れたくないので仕事をして過ごすことにする。
10時ぎりぎりにチェックアウトしてホテルのロビーで作業をしていると日差しが出てきた。外を見るとわずかに青空。今回の旅で初めての青空である(雲の隙間から見えているだけだが)最寄りの海辺に行ってみようと思い最低限の荷物を持って走りだす。 ランニングシューズはザックの奥に押し込んでしまったのでビーチサンダルだが仕方がない。空を見上げて走り出すなんてカナダでオーロラを見て以来かもしれない。
塩屋海岸の入口に行くと波が高いとかでゲートが閉まっている。海に下りたいのではなく景色を眺めて写真を撮りたいだけなのでゲートの隙間から侵入。高台にある東屋から雲は多いけど青空と海の写真を撮る。 それから南に向かって歩いたり走ったりして日の丸山展望台へ。だんだん青空の割合が増えてきた。展望台から明るい雰囲気の景色を見て満足する。
ホテルに戻って向かいの大東そばで大東そばと大東すしのセットを食べる。ホテルに戻ったのは送迎の20分前。ぎりぎりまでしっかり楽しめた。
空港に移動してからもやっぱり青空が気持ちいい。チェックインで窓側の席を取れるか聞いたら空があって窓側に変えてくれた。南大東島から北大東島へのフライトを動画で撮りたかったのでラッキーだった。確かこの経路は航空便で日本最短経路とかだった気がするので(フライト7分ほどなので全行程動画撮影可能)。
北大東島で一度飛行機から降りて、少し待った後同じ飛行機に搭乗。別区間なので座席も変わり通路側へ。那覇までの1時間ほどは寝ていた。那覇では乗り換え待ち3時間ほど。
汗でべたべたなのでラウンジ(有料)に行きシャワーも借りる。ラウンジとシャワーで2000円くらい。めったに使う機会ないのでこういうときくらいいいだろうということでさっぱりした。那覇から羽田は少し前によくあった弾丸出張の経路なので新鮮味もないので、これにて南の島の旅は終了。最後の数時間晴れてくれただけで旅の印象がだいぶ変わった気がする。
最後に南大東島についてまとめると、少なくとも自分が行っていた間はホテルにも観光客より仕事で来ている作業着の人が多かった。梅雨だからというのもあるが例年なら6月23日ごろが平均的な梅雨明けのタイミングで梅雨明けすぐを狙って来たのでまったく観光の時期ではないということもないと思うが。あまり観光地化されていない島だが、手付かずの自然ではなく自分の印象は人工的な島(もちろん自然や独特の生態系もある)。あらゆる場所に手を加えてなんとか人が住めるようにしましたって感じ。
きれいな海を見たいとか、いかにも沖縄というのを感じたければ他にいくらでも行くところはあるのでお勧めではないけど、台風情報でよく聞くあの島にはいったい何が?と気になる人は一度行ってみるといいと思う。
自分の場合はマイレージがたまって期限が切れるといういい機会ができてよかった(2019年4月末期限切れで6月末までに収まる航空券にしか交換できないからぎりぎりだった)。行ってよかったけど、もう一度行きたいかというと、もう行かなくていいと思う(笑)言い換えれば今回そのくらい隅々まで見て回ったということで・・・最終日も10km近く走ったと思うので(ビーチサンダルで)南大東島を70km以上走ったことになる。