PTL 2017

レース4日目

強風低温の中3000m程度の山を越えて、121km:Cabane Plan du Jeuに6時ごろ到着。ここの下りもトレイルがなく、さらに眠気が出たこともありルートがたびたびずれたため、GPSを見ながらトラバースしてたびたび方角をで補正した。そのため大会側の目安タイム(2時間50分)を2倍以上に超過してしまった。あまりにも眠かったので一度Cabane Plan du Jeuの小屋に入り少し仮眠することにした。1時間半くらい睡眠して、8時15分にスタッフに起こしてもらい8時30分に出発する予定にする。同じタイミングで韓国人チームも出発しようとしていて2チームで最後尾。スタッフが本部に最後尾チームが出発すると連絡をしたところ本部ではこのグループは次の区間には入れないと判断をしたようで気象条件が悪くなっているので行かないでほしいということでレースは終了した。なお韓国チームは自己責任で行ってしまい本部は怒っているようだった。

リタイア後、シャモニーに戻ってドロップバッグを取りに行ったときに韓国チームに会いました。自己責任で先に進んだものの雪と風がすごくすぐに撤退したとのこと。主宰者の静止を振り切ったのはよくないけれど、自分で状況を見てすぐにやめたのはさすがだと思った。やめれる人じゃないとPTLに出たら危険だと思う。

リタイア概要

PTLですが、8/31の8:30ごろコースの121km:Cabane Plan du Jeuでリタイアとなった。自分のGPSでは141km前進(ミスコースはしていないので主催者のGPSトラックのコースは少し短く出ていると思われる)。直接の原因は天候悪化(低温・雪)が予想されたため最後尾グループの次区間の閉鎖。それがなくてもチームのペースは遅く、睡眠不足で「まだ可能性はゼロではない」程度だった。

今回のチームの力ではPTLに要求されるものには少し届かなかったというだけなので、個人的にはすごく悔しいというほどではなく「ちょっとと届かなかった」という事実がそこにあるだけなのですが、チームリーダーのポーリンは超悔しがっています。もちろん「1周したかったー!」というのはあるし、詰みつつある中でも時々「このまま行けるかも」と感じることがあったので残念でした。

まとめ

PTLが非常に厳しいのはわかっていましたが、あと少し制限時間に余裕があれば今回のチームでも行けたと思いますが、チームにとってあまりにぎりぎりのパフォーマンスを出す必要があったため持たなかったという印象です。たとえば調子に波のないポーリンのようなタイプを揃えてチームを組めば、トップスピードは遅くても落ち込みの時間が少なく睡眠時間を取れたかもしれません。また私のように調子に波があってもいざというときのスピードがあれば、調子の悪い時間帯を短かくできれば行けたと思います。ポーリンはほんとうに悔しがっているのでぜひPTLのリストバンドを付けたまま1年過ごしていただき来年も挑戦してほしいです。