北アルプス山岳記録
2010/08/07(土)〜10(火)
【2日目】雲の平〜薬師沢〜太郎平〜薬師峠キャンプ場〜薬師岳〜薬師峠キャンプ場
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3時くらいに目覚めた気がする。周りの人達が動き出しているようだったが自分は初日で疲れてしまって肩や腹筋が痛いので今日は時間を気にせず適当に寝ていることにする。長袖を2枚着てシュラフに入っているのに非常に寒く感じる。次に目が覚めると5時半。6時くらいから朝食と荷物の整理をする。7時くらいには出発できるかなと思っていたが7時半になってしまった。
雲の平を西へ歩き薬師沢へ向かう。雲の平は木道が整備されていて快適だった。雲の平から薬師沢への下りは急斜面で大きな岩に苔が生えていてよく滑る。たいした距離・標高差ではないが時間がかかり非常に疲れた。薬師沢小屋は沢の出合にあり吊り橋がかかっていていい感じの場所だ。薬師沢小屋でポテトチップを買って食べる。薬師沢小屋の裏の急斜面を登るとカベッケヶ原というさわやかな草原のような場所に出た。前方にはおそらく今日の目的地(テント設営地の近く)の太郎平らしい稜線が見えているが非常に緩やかな斜面が続いている。要所要所木道も整備されていたので、けっこう走ることができた。
11時に太郎平小屋到着。まず食堂のメニューを見ると、今回はカップラーメン以外の食事ができそう。今回はフルに自炊するだけの食料を持ってきてなく昼食は積極的に山小屋利用するので、いろいろメニューが選べるとうれしい。いちばん食べ応えがありそうな「特製ラーメン大」を注文。味付けゆでたまごがうまい!ラーメンを食べながら次の予定を考える。出発が遅くなったぶん今日の行動終了予定時間が近づいているが今日も天候は安定しているので薬師岳に登ってしまうことにした。
太郎平小屋から近い薬師峠キャンプ場(テント場)に移動。テントを設営して薬師岳往復に必要な荷物以外はここに置いていくことにする。必要なもののみといっても順調にいって2時間半くらいかかるので、行動食・雨具・ファストエイドは持っていく。キャンプ場を出発し最初は少し急な沢を登っていく。重い荷物から解放されて軽々登れる。この辺りは今日の0時に日本海から出発して太平洋まで行くトランスジャパンアルプスレースの通り道。トップ選手は今日の夜にはこのあたりを通過していくだろう。このレースを一目見るのも今回の山旅の目的になっている。
薬師岳山荘の手前あたりから視界が開け東側には北アルプスの山が連なっている。南側には明日のコースになる稜線がつながっている。西側は残念ながら曇っていて見えない。昨日・今日で北アルプスを横断してきて 薬師岳あたりは西から来る人にとっては入口の山なのでその向こう側に見えるはずの富山の景色を楽しみにしていたのだが。
薬師岳山荘でハイドレーションの水を確認するとあとわずか。山荘で水を売ってもらおうとするが売れる水はペットボトルのミネラルウォーターしかないという。通常山小屋では天水(あまみず)を1リットル200円程度で売っていていつも天水を使っているので1リットル200円で天水を売ってもらえるように交渉するが 「天水は沸かさないと飲めないからうちでは宿泊者の自炊用にしかわけていない」とのこと。それから「天水は飲める」「飲めない」で押し問答した後「この山小屋はこういうルールだから言っても無駄」と悟り「天水は飲めますけど、そういうルールだとわかりましたから麦茶を売ってください」と妥協する。”天水は飲めない”ってもしかしてこの小屋ではろ過もしてないって意味なのか。
薬師岳への登りは走ろうと思えば走り通せるくらいのいい道。思ったよりもあっさり山頂に到着する。東側は読売新道の赤牛岳・水晶岳が見え、もう一列向こう側には裏銀座縦走コースの烏帽子岳・野口五郎岳などが見える。しばらく山頂でぼーっとしてから下山開始。最後まで西側の視界が開けなかったのは残念。
キャンプ場に戻ってから荷物の片付けと簡単に洗濯。このキャンプ地も湧水があって水が豊富に使えるので助かる。夕食はラーメンとパスタ。ガス燃料の残りが少し心配になってきたので火がないと食べれないものから優先的に食べる。夜23時にトイレに起きたら西側に夜景が見え光が雲に反射して空が明るくなっていた。 トランスジャパンアルプスレースの選手はあの夜景を見ながらレースをしているのかと思うと少しうらやましい。テントに戻った時に近くに寝るときまではなかったツェルトが設営されているのに気がついた。もしかして「トランスジャパンアルプスレースか?」と思う。午前3時ごろ目を覚ました時には、ツェルトはいなくなっていた。
■本日の成績
行動時間 : 5時間23分(標準比:49%)
標準タイム:11時間05分
休憩時間 : 1時間37分
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