第40回 富士登山駅伝

8/1(土)レース前日

例年よりも少し早く6時30分にわたるさんと待ち合わせする。今年から横浜市民になったので富士登山駅伝に行くのが楽。 自宅最寄り駅の市ヶ尾で6時40分にわたるさんをピックアップ。東名高速に入るとすでに渋滞していたが8時過ぎに御殿場駅に到着することができた。 去年は渋滞で受付に遅刻するということをしたが、今年は9時30分から山頂区の選手を富士宮口5合目に輸送するバスが出ていて、 バス乗車時にコール(出欠確認)があるため絶対に遅刻できない。そのために待ち合わせを少し早くしたというのもある。

8時41分の電車で全員揃い競技場へ移動。さっさと受付をして山小屋に泊まる出島さんとわたるさんに段取りを説明する。 一番重要なのは送り出すときにゼッケンと山小屋の宿泊券を渡すこと。これを忘れると出場できない。 サポートに出場しても問題ないランナーが控えているから忘れ物があっても山小屋まで届けてもらえるけど。 9時30分を少し過ぎたころに陸上競技場近くの送迎バスの発着場まで出島さんとわたるさんを送る。

10時から陸上競技場で開会式。日差しが強く大変だが儀式なのでしっかり整列して偉い人の挨拶を聞く。サポートメンバーは日陰で待っている。 最後に恒例の自衛隊の気象情報の無線で開会式は締めくくられた。 デニーズで昼食にしつつ今後の予定、明日の各中継所へのサポートの配置について話し合ってから各自試走へ出発。 荒井くんに自分の車を預けて車で御殿場駅に送ってもらう。

スタート地点から走り出すとやはり暑い。約1kmの国道246号線は3分50秒。レースではないのでここで信号待ち。 本番前日の試走としては突込み気味ではあるが、それなりに真面目に走らないと明日のタイムがまったく読めないためやや力を入れて、 本気できつくなったら最後の一押しはしない感じで。ほんとうはもっと前に試走に来れればよかったのだが。 コースが登りだすと暑さも加わってさすがにきつい。従来の競技場から出てくる合流点が非常に遠く感じる。 今までよりも距離が1km延びたため以前1区を走ったときのタイム+4分を目標タイムにしていたが、 よく考えたら従来競技場内で走っていた分が登り坂になってさらにプラス1kmなので+4分どころではなさそう。 青年の家中継所まで走り倒れこんで時計を確認すると32分20秒。本番の目標は27分~27分30秒と宣言していたがまったく無理そうだった。 現実的には30分が目標になるとメンバーにメッセージを送る。

ホテルにチェックインして少し昼寝をしてからアウトレットに行き服を買ったり楽しむ。 夕食は皆で焼肉食べ放題。食べ放題といってもそんなに食べれたわけではないが。翌日に厳しいレースを控えているとは思えないくらい楽しい夕食だった(笑)

8/2(日)レース当日

荒井くんに自分の車を運転してもらってスタートに送ってもらう。 荒井くんにはレーススタート前に青年の家に移動してもらって中継所のサポートをしてもらうが、 コールが済むまでは一緒にいてもらう。何かトラブルがあった場合に1人スタートに置かれている状態だと何もできないため。 荒井くんが出発した後にアップをしていたら応援に来てくれた安曇さんに会うことができた。 スタート前には係員が「ルールなのでシャツはインしてください」と大きな声を上げていた。

スタート直後は落ち着いて・・・と行きたいところだが、突っ込み過ぎないようにとは思いつつ1区は30分以内では走らなければいけないので気持ちはあせる。 約1kmの国道246号線は3分40秒、昨日よりも10秒しか速くない。残り5kmちょっとで昨日よりも2分以上短縮しなければいけないとじわじわとプレッシャーもかかる。 前半は他のランナーにどんどん前に行かれても後半重視で気にしないでおこうと思ったが、後半に入っても一度抜かされたランナーの背中はじわじわと小さくなっていっている。 後ろにはほとんどランナーがいない気配。順位よりもタイム、さらにはタイムよりも完走だと言い聞かせながら走る(すでに言い訳か?)。 毎年標高の低い区間は高温になって速いランナーでも熱中症で倒れてタスキがつながらない(いきなりリタイア)というチームが出るので、 もっとも重要なのはやり過ぎないこと。自分ではぎりぎりの追い込みで走りきったつもりで2区の石曽根さんにタスキを渡す。 タイムは?と確認すると30分ちょうど(公式29分58秒)なんとか試走時に感じた期待値には届いた。

最後の1kmはかなり力を振り絞ったつもりだったがなぜか試走のときと同じタイムで、最初の1kmでは試走よりも10秒しか速くなかったので、 真ん中の4.5kmで2分10秒短縮したことになる。1kmあたり30秒近い短縮はかなりがんばれた気がする。 しかし区間順位は下から8番目。きっと今年は1区が延びたので今までロードの速い人が1~3区に分散していたのが1区に集中したんだろうと思うことにする(絶対そうだったと思う)。

レースは各区間だいたい予定通りに進んでいくが、今年は距離が延びた影響で下り太郎坊のタスキがつながるか微妙な状態。 各中継所から来るメールで「残りの区間が予定通りに行ったとしてあと何分余裕があるか」を計算していく。 一時「だめかも?」というくらいになったが、山頂区の出島さんと、7区(下り)のわたるさんが予定を上回るタイムを出し、 確実にタスキがつながるタイムになった。これで一安心。連絡によると太郎坊の繰上げスタートは例年30チーム程度のところ65チームもいたとか?

自分が走る最後の11区(下り)は例年と同じコース。10年前に走ったときのタイムを超えることが目標。 山の区間で順位を大きく上げて繰り上げスタート65チームも出る中タスキをつなげてくれたので下るときは、 ときどき繰り上げスタートのチームの自分よりも全然速い人に抜かされていく。何しろ1区登りのタイムは下から8番目だったので。 走り終えてタイムを確認すると10年前よりも30秒ほど遅かった。追い込みが足りなかったか力が落ちたか。 10年前って30代になったばかりでフルマラソンのタイムを出すのに一番がんばっていたころだから、それから10年経ってそこに及ばないのは世間一般的には当然だと思うけれど。

自分の結果は最低限役割は果たしたとは思いつつ微妙な感じだがチームとしては近年なかった好成績で満足度はとても高かった。 今回自分自身は10回目の出場、Team白樺は16回目の出場。Team白樺20回出場までは自分も選手として走れるようにがんばりたいと思った。 今年は選手選考ぎりぎりで通ったから安心はまったくできないのでがんばらないといけないけど。

成績:4時間44分22秒 33位 / 97チーム中 (一般の部)

1区が御殿場駅スタートになり距離が1km延びた。47.93km

区間 スタート地点 距離(km) 標高差(m) 区間タイム(分:秒) 区間順位
1 御殿場駅 6.54 243 29'58 88
2 青年の家 4.64 345 25'30 72
3 馬返し上 4.54 371 27'10 72
4 太郎坊 2.84 664 32'41 23
5 2合8勺 4.24 1017 53'25 15
6 7合5勺 4.92 618 50'47 24
7 7合5勺 3.66 1017 9'46 29
8 2合8勺 2.59 664 7'49 24
9 太郎坊 4.44 371 15'06 78
10 馬返し上 4.64 345 14'57 62
11 青年の家 4.88 184 17'13 80
成績 4時間44分22秒、総合(61/129)、一般(33/97)

公式記録集(一般の部)

公式記録集(自衛隊の部)