サハラ・レース
2009/10/30(金)
Stage5(2日目=お休み)
Stage5 The Black Desert Marchへ Stage6 The Final Footsteps to the Pyramids of Gizaへ
1 日でゴールした選手にとっては休養日。まだゴールに向かってくる選手もいる。のんびりと朝食にしてから宍戸さんの凧を上げる。レースの結果が出た。総合の優勝者はなんとパオロ!昨日の結果で一気に大逆転勝利となった。昨日だけの結果は自分は11 位。全力でやって予定通りにレースを運んだが一桁には届かず。やっぱりウ ルトラマラソンの競技時間になると力が落ちるなあと思った。
藤岡さんが12 位、佐藤くんが18 位と好成績。総合でも藤岡さん14 位、佐藤くん26 位とぐっと順位を上げてきた。近藤さんも他のスタッフたちに「今年の日本人はすごいね」と言われたらしい。日本の存在感を示せてうれしい。自分はリタイアだけど日々の順位では目立っているはず。
このレースでは選手がゴールに近づいてくるとゴールにいるスタッフが太鼓を「ポン、ポン」と叩き始め、ゴールするときには早いテンポで太鼓を叩いて迎えてくれる。毎日そろそろゴールのはずと思って太鼓の音が聞こえてくると嬉しくなった。今日もレースしながら一夜を越えた選手がゴールしてくるたびに太鼓の音が響いていた。
昼ごろみんなで近くの砂丘に登り砂を採取。キャンプサイトに戻ってからサイバーテントに応援メールのチェックをしに行く。かなけんさん、あかさかさん、わかなさんからメールあり。午後は残った食料を食べながらみんなでレース中の出来事や今後のレースの目標などの話をし最後の砂漠の日を楽しんだ。次はみんなで「2011年3 月のアタカマ・クロッシングに出場しようか?」などと話をしていた。
ロングステージのCP4 の村では子供たちの歓迎を受けてザックに取り付けておいた装備を盗られてしまったり、最初は「ペンをくれ」とか言っていた子供たちが「金をくれ」と言いだしてショックを受けたりといろいろあったらしい。自分が通過したときには子供たちはいなかったのでそういうことはなかったが。どうもCP4 時点で自分と2 位は50 分ほどの差があったらしくお茶も2 位以降の選手は飲めたらしかった。お茶はカイロの宿で飲んだおいしい紅茶と同じだったらしい。また日本人参加者が持参した文房具の寄付もこの村に贈られたとのこと。
明日の朝は6 時にキャンプサイトから道路があるところまで車でピストン輸送して、4 時間バスに乗ってカイロに行き、ピラミッドに向かってウィニングランをするとのこと。朝早いのとやることがないので暗くなったらテントに退散するが1 日だらだら過ごした上に19 時ごろにテントに撤収してしまっても朝まで眠れるはずもな く・・・しょっちゅう目を覚まして「早く朝になれ!」と辛い夜を過ごした。
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