イースター島4日目 2011/03/19(土)
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9時ごろからトレランの準備をして10時20分ごろ出発。今日は天気はいまいちで曇りな感じ。
コースはハンガ・ロア村からアフ・アキビのモアイまで舗装路半分・オフロード半分くらい走り、
アフ・アキビのモアイから山の西側斜面の車・バイク進入禁止の道を登って標高506mのテレバカ山の山頂を目指します。
山頂から方向を変えて南側斜面を下り舗装路に出たら西に向かって走りハンガ・ロア村へ。総距離30km程度。
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最初はロードを走るが時間が早いのに暑い。すごい勢いで汗をかく。水を1.5リットルしか持って来ていないので
このペースで汗をかいたら途中撤退も考えなければいけないかもしれない。
ロードを5kmほど走ってからアフ・アキビへの分岐に入りプナ・パウへ。プナ・パウからはハンガ・ロア村を見下ろせるのでちょっと寄り道。
プナ・パウに着いたところで雨が降ってきて駐車場にいた旅行者に「車で雨宿りしていけば?」と言われるが
濡れるのは気にしないし、いつ止むかわからないのを待っている余裕もないので、心遣いはありがたいけれどパス。
こういう「ありがたいけど断る」ときって何て言うのが適切なんだろう。言葉にすると「No, Thank you」でしかなく、
あとは言い方や表情で補足でいいんだろうか。雨はあっという間に土砂降りになったが水が足りないかもと思っていた自分には恵みの雨。
しばらく降って体温の上昇を防いでくれれば持っている水で予定のルートを完走できるかもしれない。
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プナ・パウからアフ・アキビへ向かい始めると牛の群れが道を塞いでいた。少し様子を見るが道沿いにゆっくり進行する様子だったので
道から外れて牛の群れを追い抜く。滝のように降る雨でオフロードはあっという間に川のようになっていた。
少し進むとまた牛の群れ。雨が降ると車の轍にたまった水を飲みに道に出てくるのか?大群の後ろをゆっくり歩きながらどうしようか悩んでいると
牧場の車と観光の車が走ってきた。車の後ろにぴったりくっついて牛の群れの前に出ることに成功。
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アフ・アキビでモアイと写真を撮ってからテレバカ山への登山道に入る。雨も止んできた。
登山道に入ったつもりだったが最初に見た看板は
「テレバカ山へのツアーやってます」的な看板だったらしく、その案内通りに進んだら普通の人の家みたいなところに入り込んでしまい
道の続きを探したが、家に突き当たって終わってしまった。「山は一般人が勝手に入るのではなくツアーで」ということなのかなと思い
あきらめ半分でアフ・アキビへ戻るともう一本道の分岐があり「人と馬はOK。車とバイクはNG」的な標識があったので
その道がテレバカ山へ登る道だと確信して進む。山頂へはここから標高差400m程度。
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とてもなだらかな山で緩い登りが続くので全部走ることができる。
途中で馬に乗ったツアーの集団やトレッキングの人が下山しているのに会った。この人達は雨には遭わなかったのか?
トレイルというよりは作業用の車が走った跡と思われる踏み跡がそのままトレッキングコースになっている。
足元がずっとふかふかの牧草地帯を気持ち良く登って行く。
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テレバカ山の途中のピークに噴火口の跡があった。この辺まで来るとイースター島の西側半分の形がわかるくらいになる。
さらに先へ進んでテレバカ山頂。景色を見回すとイースター島全体を見下ろしている感じで地図通りの形をしているのがわかる。
以外に島の東の端のラノ・ララクやアナケナビーチが近くに見えている。北側の観光客には一般的ではない海岸線もすぐそばに見下ろすことができ
どんな場所なのか一望することができる。明日、気が向けば北側の海岸線を走ろうと思っていたが上から見てどんな場所かわかってしまったので
行く必要はなさそうだった。ここに来ただけでイースター島を1周した気分になれる場所だった。
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帰りは元来た道を戻るのではなく南東の方向へ降りてアナケナビーチからハンガ・ロアに向かう舗装路に出る予定。
草原についた車の通行跡(トレッキング道)を下って行くと進行方向にゲリラ豪雨を見つけた。黒い雲がありその下に灰色の水柱が立っている。
両側は晴れていて局所的な雨であることがわかる。自分の進む道はまっすぐその水柱に向かっている・・・。
水柱に突っ込む前に舗装路にぶつかりうまくいけば豪雨に突っ込まずにハンガ・ロアに帰れるかもと思ったが雨が降ってきた。
豪雨というほどではないがずぶ濡れになってしまう。雨の降る中走っているとときどき車が止まって乗っていかないかと声をかけてくれる。
気持ちは嬉しいけれど、こちらは走るのを楽しんでいるので問題ないんです。やっぱり雨の中走るって一般的にはおかしいから仕方ないか。
しかも服装がトレッキングパンツなので。
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10km近く舗装路を走ってハンガ・ロアに到着。走行距離は30kmくらいか。レースの疲れも回復したとは言いがたく疲れている。
ハンガ・ロア村は晴れていた。宿に帰るとみんなは釣りに出かけていて留守だった。
みんながいないうちにシャワーを浴びて汚れた衣服を簡単に洗う。
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今日もエンパナーダ三昧の夕食にしようかなあと考えているとみんなが釣りから帰ってきて「晩御飯まだですよね?」と聞く。
今日はアジが大漁で15匹以上は釣れているのでみんなで食べましょうとのこと。
自分は遊んでいただけで何もしていないがお言葉に甘えてご馳走になることにした。
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魚を捌くのが得意な人(ミツノリさん)、調理が得意な人(タケさん)がいて、いろいろ作って出してくれます。
魚のエサにしていた鶏肉を使ってタカさんが鶏のから揚げも作ってくれました。釣りたて捌きたての刺身が絶品でした。
お手伝いすることなくご馳走になってしまいましたが、後片付けはきちんと引き受けました。
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