サロマ湖100kmウルトラマラソン 2008/06/22(日) レースレポート
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1時半前に目が覚めた。3時間ほどしか眠っていないが横になっていた時間は長いし前日によく寝ているので大丈夫だろう。2時から朝食、2時半に部屋に戻って最後の準備。ビニールの小袋にアミノバイタルのタブレット8錠、塩タブレットたくさん、ガスター10を2錠入れてランパンのポケットに入れる。2時50分にバスのお迎えが来てスタート地点に出発。バスに乗って気がついたが3時なのに空が明るい。3時50分にスタート会場到着。それほど寒いとも思わなかったが小雨が降っていたので半袖、ランパンだけでなくウィンドジャケットも持って行くことにした。スタートの整列は4時40分。並ぶ前にバナナを2本食べてからゴール行きの荷物を預ける。55km行きの荷物も預けられるが自分は55kmには荷物は送らない。
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5時スタート。最初から予定通り1km5分30秒ペースで進む。練習ではこのペースで70kmまで行けているが、20kmあたりですでに脚が重く感じるようになった。前日に感じていた右肩と左膝の違和感が、痛みや痺れに変わってきている。30kmのエイドでアミノバイタル新製品らしいゼリー食品を補給。40kmのエイドで自分で持ってきた塩タブレット4錠とアミノバイタルタブレット2錠を補給。50kmまではそのペースを維持。55kmのエイドでまたアミノバイタル新製品のゼリー食品補給。ゼリー食品を飲み込んだときに吐き気がしたので次の給水でガスター10を2錠飲んでおく。そのあとのエイドでバナナ半分、塩タブレット4錠、アミノバイタルタブレット2錠を補給。60kmから70kmでかなり失速してしまいだんだん走れなくなってきたので、続ける意味がないかなと思い70kmでリタイアも考えたが、仕方なく歩いて先に進むことにした。歩いていてもしっかり歩けていないので歩いている人にも抜かされていく。サロマ湖鶴雅リゾートホテル前(75km?)のエイドで、そうめん2杯とおしるこ1杯を食べて再び歩きはじめる。
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ときどき走るがkm8分くらいがやっと。70kmから80kmの10kmで1時間55分かかった。80kmの関門には「リタイアする方はこちらでお待ちください」と書いてあるテ
ントがありすでに何人か待っていた。この時点で制限時間まで4時間、20kmだったので「このペースで歩けば完走はできるかも」と思い先へ進む。ここからワッカ原生花園に入る景色のとてもきれいなところだ。昨日別の入り口から見に来たが昨日は雨で海も灰色であまりいいところという印象はなかった。今日は昼から少しずつ日が差すようになり海も草原もきれいに見え「これがサロマンブルーってやつかー」と思い(見ていたのはサロマ湖ではなくオホーツク海だけど)こんな走りになるならカメラ持って走れば良かったと思った。
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82kmくらいで少し走ろうと走ったら体が軽い。ウルトラマラソンペースで走るときついが、しっかり腕を振り脚を上げて走ると楽に感じる。少しずつペースを上げる。このまま行けそうな感じ。85kmのエイドでアミノバイタルのクッキーみたいなやつを1つ口に放り込み本格的に力を入れて走り始める。折り返して90kmから91kmのタイムを見たら5分で走っていた。そのままのペースで他のランナーを縫うように全力走行。坂道も勢いよく駆け上がり気持ち良かった。そして「せっかく調子よくなったか
らもっと長くていいのにー」と思いながらゴール。
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最後の10kmは51分ちょっとで走り今日の最速ラップ(2番目より4分速い)。タイムは10時間48分で大失敗レースだが一時は制限時間に間に合うかどうかという状況だったので信じられないタイムだ。これも80km過ぎて神が降臨したおかげである(笑)ゴール地点で軽くアイシングしラーメンを食べてからバスに乗り宿へ撤収。18時半からゴール会場でさよならパーティーがあるが寒いのでパスして宿でのんびりする。
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今回の失速と終盤の復活を考えると、補給ミスでエネルギー切れとしか考えられない。しかしレース前の食事、レース中も割と頻繁に補給はしている。特に30kmと55kmのゼリー食品のあるエイドでの補給はとても恵まれていて他のレースでこういう補給は期待できないのではないか?また終盤の復活の要因が75km付近の、そうめん、おしるこを食べたこととすると60km以前にこれと同等のカロリー摂取が必要になる。しかしゼリー食品もそうめんもおしるこも大会公式のエイドの内容としては掲載されていない。つまり競技という面から見れば非公認で厳密に言えば失格対象になりえるということではないか?(第三者から補助を受けたということで)
その場合どうする?と考えると、やっぱり自分でパワージェル持っていくのが確実かなと思う。1つや2つではなくまとまった数必要になりそうだが。あとサロマ湖100kmの場合は陸連登録選手はスペシャルドリンクを置けるのでそれを活用することも考えたほうがいいか?スポーツドリンク以外に何を置いたらいいのかわからないけど。
そのほかにはガスター10、塩タブレットは効果を実感できた。レース中の吐き気も抑えられたしレース後もいつもよりは胃が食事を受け付けてくれた。でもレース後にラーメンのスープをちょっとずつ飲んで復活したので(ただ復活する早さがいつもよりはるかに早かった)塩タブレットはもう少し多く捕っても良かった。
服装に関しては、スタート直前に迷って持って行ったウィンドジャケットは正解。昼には晴れて来る予報だったのでレースの後半に着ることは考えてなく朝のうちに雨が激しくなったらと考えて持って行ったが後半冷たい風が吹いたので重宝した。着ていないときはランパンに挟んでおいた。競技時間が長いと天気も変わるし勢いだけで走りきれないので万一の備えが必要になる。これは今回の天気予報、くもりのち晴れ、最低気温10度、最高気温15度に合わせたものである。
距離(km) |
通過タイム (時:分'秒) |
区間タイム (分'秒) |
順位/全体 |
10 |
55'14 |
55'14 |
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20 |
1:50'33 |
55'19 |
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30 |
2:45'36 |
55'02 |
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40 |
3:41'36 |
56'00 |
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50 |
4:36'49 |
55'13 |
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60 |
5:38'48 |
1:01'58 |
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70 |
6:55'21 |
1:16'33 |
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80 |
8:51'10 |
1:55'48 |
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90 |
9:56'55 |
1:05'45 |
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Finish |
10:48'11 |
51'15 |
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