第31回富士登山駅伝
2006/08/06(日)
No.1 レース前日
  レース当日へ
■富士登山駅伝とは
御殿場市陸上競技場から富士山山頂までの往復(距離46.97km、標高差3199m)を6人の走者で つなぐ駅伝大会。各走者は登りと下りの2回走る。(山頂は7.5合目から山頂までの往復の1区間) 1区から3区までは舗装道路、4区から6区(山頂区)は登山道を進む。 制限時間は5時間でスタートから4時間後の12時までに下りの太郎坊(10区ゴール)に 到着できなかったチームは繰り上げスタートとなりピンクのタスキで走る。 5区、6区の選手はレース以前にスタート地点まで自力で登らなければならず、 またレースが終わったら自力で下山しなければならない。 そのため6区の選手は前日に7.5合目か8合目の山小屋(砂走館or赤岩)に宿泊することが 義務付けられている。
■参加チーム
富士登山駅伝は去年から「一般の部」と「自衛隊の部」に別れているが、今年からさらにスタート時間まで 別々になった。自衛隊は圧倒的に強いのだが一緒にスタートしたほうが自衛隊がいかに強いか 良くわかりそうなのだがテレビ的にはいまいち面白くないらしい。今年からは一般の部を メインとしてテレビ中継するらしい。今年の一般の部の参加チーム数は86チーム。

■Team白樺
今年は主力メンバーの都合がつかず助っ人主体のチームになった。Team白樺のメンバーは2人だけ。 普段はロードの遅れを山で取り戻すパターンであるが今年はどちらかというと ロード主体のメンバーである。Team白樺の兼田、樺澤に加え、WindRunの池内、西山、宮本、 サンスーシの奥という構成で望む。サポートは山頂区の佐藤以外はTeam白樺のメンバーが各中継所に 待機する万全の体制を作れた。
■8月5日(土)
朝9時に御殿場駅集合としていたがファミレスで朝食にしていたらちょっと遅刻してしまった。 ここで受付を済ませメンバーに配布するものと山頂区に持って行くものを分ける。 東京大学OLKとも合流。東大の山頂区を走る田中くんと自分とサポートの佐藤くんの3人で 山頂区へ出発する。他のメンバーは神社での神事、ホテルでのカーボパーティに参加したあと 宿にチェックインし各区間の試走に出かける予定。山頂組は車で水ヶ塚駐車場まで行き、 そこからシャトルバスで富士宮口5合目まで行く。ここから登ったほうが楽に御殿場登山道の8合目まで 行くことができる。10時半のシャトルバスに乗って富士宮口5合目へ。
山頂区で使う荷物はすべてサポートに背負って行ってもらうため35リットルザックを用意していたのだが 佐藤くんも大量に荷物を持ってきていたため、佐藤くんが体の前後に35リットルザックを2つ背負って 富士山を登ることになった。余計なものは置いていくように言ったのだがどうやら余計なものを 持って行きたかったらしい(笑)おかげで自分は小さなランニングザック1つの超軽装で楽に登ることができた。 11時に富士宮口5合目を出発し赤岩8合に13時20分に到着。到着した順番に山小屋内の自分の場所(寝る場所)が 割り当てられたが2段目のそれなりに良い場所になった。山小屋は3段目まであったが3段目だと 人の出入りは少なくてもトイレに行ったりするのに自分が大変そうだ。
それからのんびりと昼食。水で戻したアルファ米の赤飯を田中くんに勧めたら おそるおそる食べて(まずいものだと思ったらしい)「普通のご飯だ!」と感心していた。 15時過ぎに試走に出発。試走と言っても練習で何回か来てわかっているので散歩程度。 しかし天気も良く、ところどころ立ち止まりながらのんびり行ったら全然疲れる気配もないので 山頂まで行くことにする。今年は山頂に3回行ったが山頂がきれいに晴れたのは初めてなので のんびりと山頂を満喫。田中くんも合流ししばらくのんびりしてから一緒に8合目へ戻る。
17時40分に赤岩8合に戻った。景色などのんびり見て楽しむ。夕暮れ時に富士山の上のほうに いることってないからとても新鮮だ。18時ごろから夕食、メニューはカツカレーでカツは1人3つまでで カレーはおかわり自由。カレーもなかなかおいしかった。山小屋の宿泊費は6000円ちょっとで 2食付で思ったよりもかなり安かった。富士登山駅伝用の金額設定かもしれない。 食事を終えた後で気がついた。確か18時に山小屋で山頂区のコールをおこなうことになっていたはず。 すっかり忘れていたが18時には山小屋に戻ってきていたしきっとお昼に山小屋で受付したのが コールも兼ねていたのだろうと決めて気にしないことにした。
山小屋に各チームの選手、サポートが集まったら山小屋はもういっぱいになった。 ランシャツにゼッケンをつけたりして明日の準備。20時半ごろには早くも消灯。 しかしこんな早くにすんなり眠れるはずもなく寝る努力をするが眠れない。 サポートの佐藤くんは重い荷物を背負って登ってさすがに疲れたらしくさっさと爆睡。 ここだけの話だが佐藤くんはちょっと寝相が悪かった(笑)山小屋では1人あたりのスペースが 狭いので蹴られたり布団を奪われたり・・・そんな風に格闘しつつもいつの間にか眠っていた。 ふと目が覚めたら1時20分。トイレに行きつつ外で夜景や星空を見る。山小屋の前にけっこう人が いたので他の選手もなかなか眠れないのかなと思ったら夜間登山の人達だった。
  レース当日へ