冬の北海道 2006/1/2(月) 旭岳
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1/1(日)
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1/3(水)
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今日もほとんど新しい雪はなかったのと天気が良かったので午前中から滑る
カズマ氏、しぃちゃんと別れて単独で旭岳へ登ってみることにする。
スキー道具は持たずに地形図、コンパス、食料を持ちスノーシューで行く。
10時15分ごろロープウェイ山頂の姿見駅(標高1600m)を出発。
晴れていて風もなく山もはっきり見えるので、この天気が持てば山頂まで
行けるかもしれないなと思う。
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5合目の山小屋(旭岳石室)までは山スキーやスノーボードの人が登ってきていたが
6合目(標高1802m)を過ぎると、それ以上登る人はいなくなった。
自分の前方に1人だけスノーボードを背負った人が登っていたのですごいなと思う。
登っていた尾根上は場所によってはあまり雪がついていなくて岩が露出しているところもあった。
8合目(標高2060m)は11時50分ごろ通過。
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このあたりからはかなり風が強く皮膚が露出しているところに風があたると
すぐにしびれて感覚がなくなってくる。もう1人のスノーボーダーはまだ上を目指して
登っていたがさすがにペースが落ちてきたので追いつき追い越した。
山頂部の緩い斜面に出るとさらに風が強くなった。山頂(標高2290m)へは12時15分に到着。
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まもなくスノーボーダーも到着したのでお互いに写真を撮ったりする。
雪が少なく岩がけっこう出ているのでスノーボーダーに「どこを滑るんですか?」と聞いたら
「どうしましょうかねえ・・・」と言っていた。低温と強風で山頂で長居は危険な感じだったので
さっさと下山することにする。北海道の標高2000mは本州の3000m級の厳しさらしい。
スノーボーダーは別の尾根のほうへ降りていくということだったのでここでお別れ。
自分は来たルートを引き返すことにする。
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下山途中で斜面がアイスバーンっぽくなっている場所があり、滑り落ちてしまいそうになった。
自分のスノーシューはスノーシューの周囲にも歯がついているタイプなので側面の歯を立てて
なんとか滑落を止めることができた。つま先部分のアイゼンを使わないと滑ってしまうので
一度斜面を登り返してから横移動して雪のついている斜面を降りることができた。
登るときよりも下るときのほうが危険は大きいと実感した。
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風は強かったが視界ははっきりしていて下山ルートの尾根もロープウェイの駅も見えていたが、
雪で真っ白で尾根のどの部分が一番高い尾根線かわかりにくく尾根から少し外れたところに
岩があったりすると進行方向がそちらのほうに曲がっていってしまう。
人間の感覚ってあてにならないものだ。こまめに自分の左右を見て尾根線をはずさないように
方向を修正しながら進む。
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高度が下がったら風も弱くなるかなと予測していたが風が弱くなる気配はなくバランスを
とりづらいところではなるべく姿勢を低くして進まなければならなかった。
13時半ごろロープウェイの駅に到着したがここでも風が強く
「もしかしてロープウェイ止まっているのでは?」と思ったら本当に止まっていた。
ロープウェイは風速15メートルで停止するらしいが現在は風速20メートルで動く見込みはなさそうだった。
とりあえず視界は問題ないのでスキー場の下まで自力で下山することにする。
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ロープウェイ駅からは圧雪車が圧雪したスキーのコースがあるので安心して下山できる。
14時10分ごろ下山を開始し無人のゲレンデを駆け下りる。思ったよりもハイペースで24分ほどで
下山することができた。結局ロープウェイは動かないので
カズマさん、しぃちゃんと宿のそばにあるクロスカントリースキーコースをスノーシューで
散歩した。今日も、今晩雪が降ることを祈りつつ就寝。明日は旭岳滞在の最後の日なのに
まだ少ししか滑れていないし。
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