ユーコンのマイナス40℃で快適に睡眠でき、状況によっては閉じこもって救助を待つこともあるかもしれないシュラフをどうするか考えていた。一番はレース主催者がレンタルしているシュラフ(最低温度マイナス46℃)を何も考えずにレンタルすること。しかしレンタルだけで3万円以上かかる。また自分で買うとしてもマイナス40℃程度まで耐えられるシュラフは6~7万円はする。おまけにそんなシュラフを買って持っていても特殊な状況でしか使えない。
そこでシュラフの中にシュラフを入れたらどうかと思いつき(真夜中2時過ぎなのに)手持ちのシュラフをウェアのレイヤリングのようにしてみた。使ったシュラフは以下の通り。外側から・・・
モンベル・スリーピングバッグカバー
モンベル・スパイラルダウンハガー#3 最低温度-10℃
イスカ・エア180 最低温度+8℃
すごく暑苦しいシュラフができました。
けっきょく質の良いダウンを使っているシュラフならダウンの重さ(使っている量)で最低温度が決まるのだから、極地用の大きなシュラフを買わなくても持っているシュラフにシュラフを買い足して重ねて使えばよいような気がする。そうすれば極地以外では個別のシュラフとして使えるし。あとはシュラフinシュラフしたときに外側のシュラフがパツパツにならないように大きさの違いがある組み合わせを作れることが条件か。
この作戦で1月の現地テストに望もうと思います。
間違っていたら誰か教えてください。
(2014/10/08)追記
モンベルの使用可能温度は基準が最近変わったようで、ダウンハガー800EXPの前モデルはU.L.スーパースパイラルダウンハガーEXPで快適睡眠温度マイナス23度、使用可能限界温度マイナス40度となっている。ちなみに南極レースに行く時に買ったU.L.スパイラルダウンハガー#3は当時は快適睡眠温度域0度、使用可能限界温度マイナス10度となっていたが、新モデルでは下限マイナス1度、快適マイナス6度となっている(重量も同じなので同じ製品だと思う)。以前の基準の快適が新モデルの下限になっている感じ。おそらく薄着で睡眠をとれるレベル。ユーコンでビバークするときは極寒の中で着替えるはずもなく厚着のまま潜り込むから従来基準の温度くらいまで使えると思う(と期待)。
モンベル VS ユーコンレンタル品だと2回(事前と本番)レンタルするとモンベルが買える出費になること、モンベルのほうが対応温度は高いけど圧倒的に軽いのでモンベル。ただユーコンレンタル品は羽毛量だけで1500グラムあるので、性能はユーコンレンタル品のほうが上だと思う。この差をU.L.スパイラルダウンハガー#3をシュラフinシュラフしてカバーできるかどうか。
■モンベル ダウンハガー800EXP
http://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1121203
■Finetrack ポリゴンネスト
http://www.finetrack.com/product/detail_FAG0526.html
■ユーコンレンタル品
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