がんばるランニングに一区切りつける最後の(かもしれない)フルマラソン。今回の東京マラソンでは女子マラソンの尾崎選手(2009年世界陸上ベルリン銀メダリスト)が選手として一区切りつけるという。同じだ(笑)東京マラソンは好きなレースであり最後にふさわしい舞台。東京マラソンではサブスリーしていないので今回の目標はサブスリー。練習量は南極レース以前の約半分となり耐久力には若干の不安はあるが1週間前に30km走を4分5秒/kmで走れたので大きく失敗しなければ3時間以内の可能性が高い。1週間前に30km走をおこなっているのは2週間後の伊豆トレイルジャーニーに体調を合わせるため。
スタートロスは39秒。それからしばらくは加速・減速の繰り返しだったが2km通過が8分台だったためスムーズにスタートできたと言えそうだった。km4分そこそこの集団に乗っかり15km付近までは、ほぼkm4分ペース。さすがに今の体力ではこのまま行ける可能性はないため品川で折り返して向かい風を受けることが増えてからは、無理せず風に押されてペースが落ちても気にしないことにする。中間地点通過は1時間25分30秒ほど。後半上げることができれば2時間50分狙えるなとちらっと頭の片隅をよぎる(そんなに甘くない)。銀座から浅草の折り返しまでとても長く感じ脚が重たくなってくる。もしかしたら先週の練習30km走のときのほうが余裕があったかもしれない。
30kmを過ぎて苦しくなってきた。浅草まで向かい風が多かったため折り返し後は追い風かと思っていたら、相変わらず時々向かい風に押し戻される。もしかしたら3時間無理かもしれないと距離表示毎に時計を見て「km5分まで落ちると危ない」とか思いながら脚を進める。「あと1kmがんばろう」を繰り返すうちにだんだん3時間以内が確実になってきた。終盤の橋を続けて渡る区間の登りは動きが緩慢になるが腕を思い切り振って体を持ち上げる。
思ったよりもペースを落とさずに粘って40kmを通過。苦しんで走ることはもう当分ないんだろうなと思うと苦しみも味わい深いものがある。最後のストレートに入りフィニッシュの時間表示2時間57分台が見えてくる。確か初めてのサブスリーが37秒だったはず。最後の(かもしれない)フルマラソンを同タイムで終わるのも悪くない。フィニッシュラインまであと少し、タイムは測ったように2時間57分37秒へ・・・と思ったら38秒になってしまった(笑)フィニッシュしてコースを振り返り一礼。自分なりに走ることをがんばった10年間の締めくくりとして。
ラップを確認してみたらきれいな下降線を描いている。少しきついと感じたら無理せず力を緩めて着地点を探りながら走ったのがうまくいって大崩れせずに最後まで持った。東京マラソンでサブスリーでき、友人にもいろんなところで応援してもらえて最高に楽しいレースでした。
0- 5km 19’40 (3’56/km)
5-10km 19’54 (3’59/km)
10-15km 20’16 (4’03/km)
15-20km 20’37 (4’07/km)
20-25km 20’48 (4’10/km)
25-30km 21’22 (4’16/km)
30-35km 21’56 (4’23/km)
35-40km 22’24 (4’29/km)
40-Finish 10’02 (4’34/km)
2時間57分38秒(ネット:2時間56分59秒+スタートロス39秒)
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