CP1以降は下りとまでは感じないが走りやすい平坦な道。時々車の轍のようなところに砂が溜まっていてそこだけ避けて走る。15~20分に一度水を飲み、1時間に1度塩・ミネラルのカプセルを飲んでジェルを食べる。CPでは水の補給とスプレーで頭・首に水をかけてもらうということを作業として繰り返した。前にも後ろにも選手は見えずずっと一人旅。
CP3を出て最後の区間。体調もよく疲れもなく明日のロングに向けて無難な走りができていることを確信。かなり暑いので油断禁物ではあるが。それまでと同様にたんたんと走り「そろそろゴールが見えるかな?」と思ったところで「HALFWAY」の目印が設置されていてガクッと来たが目印が間違いで間もなくキャンプ地が見えてきた。あまりにもあっさりとキャンプ地が見えてきたので、キャンプ地の手前に(見えないけど)谷があったり、直前で回り道させられてキャンプ地の周りをぐるっと回ったりするのかなと思ったが、コースはまっすぐフィニッシュに続いていた。(4desertsにしては珍しい。だいたいフィニッシュ前は意地悪コースが多い)
若岡さんは今日は3位で9分差。早々に姿が見えなくなった割には差がついていない。若岡さんはもしかしたら総合3位も狙えるかもしれない。ここまで自分も若岡さんも総合で何位か前後にどんな選手がいるかは一度も見ていない。サイバーテントと言われるPCが置いてあるところに行けば見れるがロングステージが終わるまでは気にせずマイペースで行ったほうがいいんじゃないかなという感じで。それからわたるさんと協議?のうえ若岡さんを富士登山駅伝のチームに誘うことにした。チームメンバーに砂漠上位者が多いだけに現地調達する(笑)
キャンプ地のそばに奇想天外という和名(正式名ウェルウィッチア)の植物が生えていると聞いたので見に行く。水分のまったくない砂漠の真ん中にこの巨大植物だけが生息していて不思議な感じ。ナミビアとアンゴラの砂漠に分布しているらしい。夕方キャンプ地で缶ジュースが配布された。前の4desertsのレースでこんなイベントあったかな?(なかったような)レモン味のジュースをいただいたが、あまりおいしいと思わなかった。普通のコーラがよかった。それからキャンプ地のテント周辺から外に出歩かないようにとの通達もあった。奇想天外を見に行ってうろうろしていたのがまずかったかも(たぶん200mも離れていないけど)。キャンプ地外の使用許可を得ていないというのがその理由らしい。この地域はバスでゲートを通る管理されている国定公園なので。
昨日、今日のキャンプ地はいかにも砂漠という感じで湿度も少なく、風も海風がなく過ごしやすいので外でゆっくり食事をしたり話をしたりすることができた。1日目にできた水膨れは水を抜いて薄いソックスを使うようにしてから問題なくなった。夜寝るときはシュラフがオーバースペックで暑くかといってシュラフなしだと寒いので温度調節に苦労する。ウエアを着たままシュラフに入ると汗でウェアを濡らしてしまうためシュラフの中でウェアを脱いでパンツ(ランニングパンツのインナーだけ)1枚で寝た。
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