私の活動範囲で今年大きな話題になっていたOMMに出場してきました(場所は伊豆稲取)。2人1組で1チーム。レースは2日間でおこなわれ夜はキャンプする。水以外は途中で補給することができないためテント・シュラフ・食料などは自分たちで背負って走らなければいけない。私の荷物の重さは7kgちょっとになった。またコースのマーキングもされてなく通過するべきCPはスタート時に配布された地図を読んで進む。CPは真面目にナビゲーションしないと見つからない山の中に設置されている。
チームを組んだのはチーム白樺(オリエンテーリングチーム。今は富士登山駅伝だけど)で2007年から2012年まで共にロゲイニング菅平高原大会を運営してきた許田さん。ちなみに私は競技オリエンテーリングはやっていない。アドベンチャーレースに出場するための勉強としてチーム白樺に入れてもらい、結果的にはロゲイニングの大会運営から学んだ地図読みである。
きちんとレポート書いている時間がないので手短に。
ストレート部門のコントロール順に書きます。
■1日目(走行距離:約35km)
スタート→(1):スタートしてすぐ。問題なし。
(1)→(A):尾根の斜度が緩くなって入りやすそうなところから真っ直ぐアタック。
(A)→(B):目指す尾根が地図の見た目よりも細い気がして隣の尾根を下ってしまい少しロス。
(B)→(C):地図よりも急斜面に感じて一瞬ためらうが許田さん直進でGET。けっこう本気な設定になっているなと気を引き締める。
(C)→(D):道を走って尾根の上からアタック。
(D)→(6):問題なし。
(6)→(7):東側のロードを選択。西側の道と合流した先で(6)付近で会った「チーム遠足」が前にいたので西側の道のほうが近かったらしい。
(7)→(8):地図上に書いてある役員待機場所と異なる場所に役員がいたため下山ルートを見つけられず少しオーバーラン(笑)
(8)→(9):道から藪に入るところ許田さんがためらわずにロードから藪に直進し真正面にCPが出てくる。
(9)→(10):広場に出てから許田さんの直進ナビ。真正面にCPが出てくる。直進ナビをするときは体の前にレーザービームが見えるらしい。
(10)→(11):別荘地の道で地図にない道ができていたりして少し迷う。
(11)→(12):高圧電線沿いの東電の道を登る。途中から道が不明瞭になったが基本的には登ればいいだけ。
(12)→(13):浅間山の山頂から藪を突破して南側の道に降りるのが最短だが山頂からスムーズに入れるか微妙なところだったので安全策で道走り。景色が良かった。
(13)→フィニッシュ:なんと4位だった。3位とは30分近く差がある、5位・6位とは2分差くらい。
■2日目(走行距離:約25km)
スタート→(1):急な坂道。アップがてらゆっくり登る。
(1)→(B):浅間山を登りきらずに登山道から外れ山頂を南側を巻く。かすかにけもの道が付いていて歩きやすかった。
(B)→(A):尾根に入りやすそうなところから登る。問題なし。
(A)→(C):尾根下り。いちおう高圧電線沿いの東電の道を目指すが少しくらいずれても問題ないので気楽。予定通りのポイントに降りる。
(C)→(5):尾根を延々と登る。許田さんが「目標はどうします?」と言う。「目標」って言っちゃったら現状維持とかありえないので「3位?」ということで攻めることに決定。
(5)→(7):(6)がキャンセルになったための想定外ルート。道を使わず最短距離で突っ切る。道に出た時にどこにいるかわからなくなったが2位ペアが走ってくるのを見つけたので現在地判明。
(7)→(8):沢から入り歩きやすいところを探して尾根を登り、この辺というところで少し迷う。5分くらいロス?
(8)→(9):尾根を直登。三筋山の少し北に登ってロードを歩いて山頂へ。
(9)→(10):道走り。問題なし。
(10)→(11):真っ直ぐCPに行くのは地形が細かくて難しいためエイミングオフして道にぶつける。不明瞭な道だと通り過ぎてしまう可能性があったが大きな道だったため問題なし。
(11)→(12):道走り。問題なし。
(12)→フィニッシュ:なんと3位に上がっていた(男性チーム121チーム中)。
11年前に初めてトレイルランに出た時にすごい人がいるもんだなあと眺めていた表彰台にいた許田さん(当時は知り合っていなかった)と一緒に表彰台に上がるという、なかなか感慨深い経験をさせていただいた。改めて表彰式の写真を見ると横にいる1位・2位の選手達もとんでもない人ばかり。自分が一緒に写真に入っているのが不思議なくらいだ。またこういうの味わいたいから来年は細かいナビの練習でもするかな。さすがにレーザービームは出ないと思うけど。
OMMの大会の運営者・スタッフも知っている人が多くて楽しくリラックスしてできました。ありがとうございました。
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