レース終わってウシュアイアに戻って来ました。結果は総合4位、男性部門3位(女子優勝に負けちゃった)で立派なトロフィーをいただくことができました。100%満足な結果です。むしろ表彰に届くのは難しいと思っていたので予想以上のできすぎな結果とも言えます。レースは4ステージおこなわれ最初の2ステージがほぼ予定通りのロングステージ、残りの2ステージは天候に恵まれず時間を短縮しておこなわれました。上位陣はトップの1人がずば抜けた走力でしたが2位集団は力が接近していたため、2~3時間の短縮ステージでは集団が固まったまま差がつきません。そのため結果的に最初の2ステージで勝負が決まりました。
ステージ1は1周14kmのコースを12時間で何周できたかで成績を競いました。序盤から3番手で走っていましたが、そのペースで12時間押し切るのは少々辛いかもしれないと感じていました。60kmほどまでは3番手でしたが筋肉の疲労に加えて胃が気持ち悪くなりスタッフのいる折り返し地点で少し横になったり(寒いですが!)休み休み進みました。結果上位には少し遅れを取った5位タイの走行距離で終了しました。この時点で5位タイには8人が並んでいます。
ステージ2は1周3.2kmのコースで8時間半のレースになりました。初日に比べて急なアップダウンが含まれるコースでした。抑えめのペースで一度も足を止めることなく走りきりこの日トップの周回数を記録しました。ステージ1でうまく走れた選手達は疲れが残っていたのか予想以上に周回差をつけることができ総合順位は4位に浮上。3位との差もだいぶ小さくなりました。この日はラスト1時間半くらいで持っていた行動食を食べきってしまい、ゴール後はハンガーノックで自力で動けず運ばれていきました(笑)記憶もところどころ飛んでいます。川内式フィニッシュということにしておいてください。
あとは短縮でおこなわれて順位に変動なく終わりました。上位陣も最初の2ステージでお互いの力がわかっているので、短縮ステージでは無理に前に出たりせず、おとなしく一緒に走って静かに終りました。
最終日はけっきょく短縮でおこなわれましたが当日朝までは8時間でおこなわれることになっていたため、そこで上位陣が全力でぶつかったらまた順位に変動もあったと思います。(レースとしては非常におもしろい)
しかし正直なところ、私は男子3位で表彰対象になっていたのでレース予定地が吹雪で船が上陸可能地点を探して迷走している間少しだけラッキーと思ってしまいました。前に追いつく可能性よりも後ろに追いつかれる可能性のほうが多く残っていて、競技時間が短くなればなるほど確実に逃げ切れるためです。若干消極的にはなっていましたが、ここまできたら何とかして男子3位のトロフィーを持ち帰りたいと考えていました。
表彰式は足震えました。これは痺れます!
景色はほんとうに素晴らしかったです。レースはなかなか予定通りに開催されませんでしたが、上陸できなかった日はなくレースする時間は確保できなかったがペンギンのコロニーに観光として上陸などたっぷり遊ぶことができました。ペンギンスーツを着てペンギンたちのいるところで南極かき氷もおこない遊びつくしました。
ウシュアイアの上野山荘に帰ってきたらNHKのニュースで南極レースの映像流れたよーと言われました。どんなニュースだったのか気になります。(小野さんが出場したアイスマラソンのほうかも)
最後に現地へ応援メッセージを送ってくださった皆様ありがとうございました。丁寧に読ませていただきました。本当に嬉しかったです!
コメント
お疲れ様でした。
初日、大変だったとつぶやき読んだときはすごく心配になったけど、さすがかばっち。マイペースで走り切りましたね!
完走&3位入賞おめでとうございます!
本当にお疲れ様でした!
お疲れさまでした!
感動しました☆
入賞おめでとうございます!お疲れ様でした!晴れの舞台南極で思い出に残るレースができましたね。またいろいろとお話聞かせていただければ嬉しく思います。無事の帰国をお待ちしてます!
すごい!
こんな世界的な大会で表彰台とは、すごいの一言。
祝勝会するので、長野に来ることがあったら、ぜひ声かけてください!
3位と4位じゃ大きな違いがありますからね。
誰もが行けない南極であればなおさら。しっかりと冷静にキョロキョロしているあたりにとっても共感!
なにはともあれおめでとうございます!!
よかったねぇ〜。写真をもっと見た〜い。