砂漠ランナー新年会
2011/01/08(土)
砂漠ランナー練習会のため永田町のアディダス・ランベースに行く。集合時間の11時半には十分間に合っていたのだがランベースが見つからない。 ひろっちから電話がかかってきて”その付近”まで行き迎えに来てもらう。ランベースの入口はビルの影になっていて通りからは見えなかった。 砂漠ランナーはすでに全員揃っていたがノゾミが来ない。電話をすると「場所がわからなくなった」と言うので迎えに行く。 「一度来たことあるけどわからなくなっちゃいました」とか言っていた。
今日は3月にサハラマラソンに出場する大学生松山さんの取材でNUMBER編集部の方が取材に来ている。 地図を配って初対面の人と自己紹介して集合写真を撮って出発です。自分は本当はザックで来たかったのだがスーツを持ってくる用事が 2日後に入ってしまったのでダッフルバッグにスーツや革靴を入れて来ています。 しかし砂漠ランナー練習会で荷物を背負わないわけにはいかないだろうということで、 バッグの持ち手に腕を通しスリングとカラビナで体に縛り付けました。余計な荷物満載なのでたぶんレース本番より重いです。
最初から地図は無視して土地勘のあるノゾミくんの先導でゆっくり走ります。東京タワーの近くを通り芝浦からレインボーブリッジの歩道に入ります。 レインボーブリッジの歩道は北ルートと南ルートがありますが、お台場の見える南ルートを走ることにしました。 ここは風が吹くと橋も揺れるし大変なことになるらしいですが今日は天気も良く快適に走れます。
お台場では砂浜を走ります。けっこうしっかりビーチになっていて砂浜ランニングの練習はここでも十分かもしれません。 人目を気にせず恥ずかしがらなければですが。ひろっちはアタカマの川を横断する練習として海を走っています。 砂漠に何回か行くと恥ずかしさもなくなるのでしょう・・・。撮影のために電車で先回りしていたNUMBER編集部の方が 砂浜の向こうからカメラを構えて撮影してくれました。今回の取材がどんな風に掲載されるのか(確か雑誌ではなくWEBと聞いた気がする)楽しみです。
お台場からパレットタウンのほうへ走ります。大きなザックを背負ったランナー集団が遊びに来ている人達でにぎわっている中を走りぬけていくのは 異様な光景です。みんなでやれば怖くないって感じです。青海駅で近藤さんと合流しパレットタウンで小休憩。 帰りはレインボーブリッジを渡らずに晴海・銀座を通って帰ることにしました。国際展示場からは東京マラソンのコースを逆走。 銀座が近づくと人通りも増えてきます。ひろっちが砂漠レースの目印として使われる”ピンクフラッグ”を振って「はーい、こっちでーす」と先導。 もちろんペースは落としていますが人を避けながら走り歩きして進みます。
JRの線路を潜ると見覚えのある風景になってやっと違和感ない感じに。皇居の近くは歩行者は少なくランナーが多いので問題なしです。 しかし皇居ではランナーは暗黙の了解で左回りがマナーだそうですが帰るには右回りをしなければいけません。 見た目はランナーだけど「皇居に走りに来たわけじゃないし通行人だからいいよね」と進んでいくと、井上くんが走ってきました。 ちょうど皇居で講習会(仕事)を開催していたようです。そしてランベースで3時45分ごろ終了。走行距離は25kmくらい。
17時からジュンバタンメラで新年会開始。練習会は9名でしたが新年会から参加の人も合わせて21人です。 最初に「あけましておめでとう」で乾杯して食事。遅れて来た人が全員揃ったところで初対面の人もいるので自分が司会して 誰がどんなレースや企画をしているのかを紹介し、本人が話したければ前に出て来てもらって話をしてもらうようにしました。
まずは去年目標を達成した人ということで、井上くん(24時間走世界チャンピオン・ランニングプロジェクトアライブ設立)、 南極マラソンに行った赤坂さん、藤岡さんの紹介。それから今年の主な変態レースを言って出場する人に挙手してもらいました。 アタカマクロッシングが6人(出場日本人全員新年会参加)。サハラマラソンが2人。ゴビマーチが3人(検討中の自分含む)。 関さんがツールドモンブランとトルデジアンを連戦(フランスに1カ月くらい滞在するつもりらしい)。サハラレースが2人。ネパールが3人。 そのほかに船尾さんのシーカヤックによるグリーンランド縦断計画。世界の名だたる変態レースに出場するメンバーが一堂に会してしまっています。 まさに世界がここに!
それから赤坂さんが撮影をした映像を使ってNHKで放送された南極マラソンの映像を流しました。 雪や氷ばかりではなく地面がむき出しになって水が流れた跡があったり足場はけっこう悪そうです。 溝に足を取られて転倒し映像がぐるっと1回転。赤坂さんの「痛てー」と言っている声も入っていておいしいです。 ふと気がつくと店員さん達も興味しんしんで普通にギャラリーになっていました。
1次会終了後は一度解散。2次会に行くメンバーで集まって岩瀬さんがお店を見つけて来てくれました。 お店に向かっていると2次会に行くメンバーは去年2次会に行ったメンバーとほぼ同じじゃないですか。 去年、宍戸さんが泥酔して駅でズボンを脱いだ悪夢が脳裏をよぎります。岩瀬さんの案内でお店に着くと去年と同じ店(笑) 宍戸さんがお酒を飲んでいないか注意していましたが奥さんに怒られたのか今回は禁酒しているようです。 婚活中?の関さんは「俺にはブレーキを踏んでくれる人が必要なんだ。今は競輪の自転車で公道を走っている感じだから」と力説していました。 ぜひブレーキなど踏まずそのまま突っ走ってほしいです。そして無事に2次会も終わり23時ごろ解散。 岩瀬さんと関さんは2人で夜の街に消えて行きました・・・。

砂漠の集まりは変な人ばかりで、集まると自分はまだ一般人なんだと痛感します(爆) 後からNUMBER編集部の方からツイッターのフォローが来ているのに気が付き見てみたら ”「飽くなき」という言葉があれほど似合うランナー集団は、なかなかいないです。”と書かれていました。 まー、おかしいっていうか何か突き抜けちゃってますよね。取材のご期待にも応えられた感じでとてもよかったです。 これからも、こんな世界があるんだ、こんな変な人達がいるんだというのを伝えられるといいです。

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