防府読売マラソン
2010/12/19(日)  レースレポート
岩国・防府観光へ
朝8時半ごろ起床。出発の準備は前日に済ませてあるので、さっと着替えてホテルのロビーで朝食。 9時にホテルを出る。今日の帰りはどう考えても名古屋−塩尻間が終電になり、 その時間は特急がなく「快速+普通」で帰ることになるので徳山駅で特急券を払い戻した。 9時26分の電車に乗り、防府に9時51分到着。駅から大会会場まではバスで10分ちょっと。 少し早く着き過ぎてしまい暇を持て余す。陸上競技場のスタンドに座って広島で買ってきたもみじ饅頭で エネルギー補給。天気は快晴で微風。走ると少し暑いかもしれないがかなりの好条件だと思う。
11時過ぎてから貴重品を預けてトラックでストレッチして軽くアップする。 11時45分ごろ整列。参加者が2000名ほどいるのでやっぱりぎゅうぎゅう詰め。でもナンバー(持ちタイム)順に並ぶ場所が決まっているので スタートしてしまえばスムーズだろうと思う。いつものようにスタート数分前から目を閉じて今日のレースをイメージして集中(ぎゅうぎゅう詰めだけど)。 スタート30秒前に目を開ける。今日のプランは流れに任せること。いちおう2時間50分以内が目標だけど そのための練習はしていない。夏にプチ故障していてロードをあまり走っていないため、 秋はレースペースで長く走る練習はせずスタミナ重視の練習をしてきた。 どんなにうまく走ってもぎりぎり届くかどうかが自己評価。攻めると撃沈して悲惨な結末を迎えるだろう。 そのため序盤に密集している間は人を避けたり加速減速をしないように流れに乗って走り 10km・・・あるいは20kmくらいまでは2時間50分に対して借金があってよいことにする。 10km走ってから32kmのレースがあるイメージで。
スタート直後はやっぱり密集状態。前のランナーと少し間隔を空けて走る。横から進路を変えて前に入ってくるランナーも多くいるが そのペースに巻きこまれないように落ち着いて。まわりが速いだけに「こんなに遅くて大丈夫なのか?」と心配になるが ここで余計な体力を使ったら目標達成は不可能。目標を達成するために我慢してゆっくり走る。 5km通過は20分17秒。思ったよりも速くて少し安心。17秒の借金なんて痛くもかゆくもない。 そんな調子で10kmまでも我慢。さすがに後ろから抜かされることはなくなってきたが、 ランナーの実力が揃っているのでいつまでたっても人口密度は高い。巨大集団のまま5〜10kmのラップは20分13秒。 借金が30秒になった・・・できればこれ以上は増やしたくないな。(km4分だと2時間48分台だからもうちょっと余裕あるんだけど) 給水などで人がばらけたすきを狙って少しづつ前へ。なるべく速そうなランナーの後ろに付く。 いつもの本番レースではだいたい序盤に少し貯金する感じで最初の脚の痺れみたいなのが15kmくらいにくるのが 自分の定番だが今回は15km通過もまったく問題なし。

ここからはたんたんとkm4分を刻みゆえに書くこともなく(笑) 中間地点の通過は1時間25分ちょうど。予定通りの理想の展開だが理屈と気持ちは違うわけで 前半よりも後半を速く走らなければいけないというプレッシャーもあり。じわじわと疲労も感じてくる。 5年前に走った時に25kmくらいにやたら声の大きいおじさんがいたけどまたいるかなーと思いながら走っていると 同一人物かはわからないが、やたら声の大きいおじさんが応援していた。きっと同じ人だ(笑) 後半戦に入ってくるとランナーもすっかりばらけ集団が点々と出来てくる。 このペースで走っていると微風だけど向かい風になると集団の中に隠れたくなる。

30kmの通過は2時間30秒くらい。「あー、ぎりぎり無理かな—」と思う。km4分に対する収支は10km時点から変わっていない。 まあやるだけやるかーという感じで集団の前へ。自分が風避けになり集団を引っ張る形になった。 30〜35kmのラップは19分45秒。ここにきて最速ラップ。脚はかなりきつい状態だが、あとたった7kmここまで来たら気合いで押し切るしかない。 すると前方にサイダーさん発見。失速しているようだがサイダーさんは今回は練習で目標は別府だよね? 「サイダーさんファイトー!」と力いっぱい声を掛けて抜かしていく。 サングラスをしていたので、サイダーさんの反応は「あんた誰?」的な微妙なものだったが 声を掛けたおかげで自分のほうが少し活力が出てきた。 35〜40kmのラップは20分10秒。これは・・・微妙だけど行ける?

40kmの表示から「あと2km」の表示までの195mがとてつもなく長く感じ、もう時計を見る余裕はない。 というか時計を見ても仕方がないので全力で前に進むのみ。競技場の入口で2時間48分。 「トラックって1周何メートルだっけ?」と考え、間違いなく400mなので「2分で400m?どんなペースだ?」と 思ったが、もう計算能力はないのでとりあえず残りの体力を絞り出す。かなりぎりぎりであることだけは間違いない。 ゴールラインが見え時計はまだ50分になっていない。ゴールの10mくらい前でやっと50分以内を確信。 ぎりぎりの2時間49分45秒。もう走れません・・・トラックを出て記録証を受け取り「本当に50分切ったよな?」 と何度も確認してから「ぼけー」っと歩きまわる。それから地面に大の字にひっくり返り「できたー」と充実の時間を味わった。

しかしいつまでも余韻を味わっている時間はなく急いで帰り仕度。防府駅を16時36分に出る電車に乗れないと 今日中に塩尻まで帰れない。スムーズにバスに乗れて16時10分ごろ防府駅到着。 立ち食い蕎麦屋で「肉うどん+卵」をかきこんで、飲み物・食べ物を購入して電車に乗る。 徳山で新幹線に乗り換え。自由席なので座れなかったらやだなと思ったが問題なく座れてよかった。 神戸くらいから立ち乗りの人も増えたからラッキーだったかな。名古屋の乗り換えで弁当を購入。 中央線快速で中津川まで行き、さらに松本行き普通列車に乗り換え。乗り換えのたびに数分で飲み物・食べ物を購入。 最終的には食べきれずに23時15分に塩尻に到着した。

距離(km) 通過タイム
(時:分'秒)
区間タイム
(分'秒)
順位/全体
5 20'17 20'17  
10 40'30 20'13  
15 1:00'28 19'58  
20 1:20'22 19'54  
25 1:40'21 19'58  
30 2:00'32 20'11  
35 2:20'17 19'45  
40 2:40'26 20'10  
Finish 2:49'45 9'19 175/1299
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