浜マラソンin九十九里
2010/09/26(日)

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7時半ごろスタート会場の本須賀海水浴場へ到着。海水浴場の駐車場に車を停め海岸に出ると すぐに今日のレースの集合場所を見つけることができた。8時になって受付に行くと筋肉ムキムキのランナーがいます。 「こんなストイックなランナーが来ているのか」と良く見るとランシャツに「空自○○」と書かれています。 自衛隊じゃん!まじでやばい。今回は本物の砂漠ランナー代表として優勝が目標。 といっても世の中には自分より強いランナーはいくらでもいるので運次第なんですが・・・。 でも、どんな人が来ていても積極的に先頭集団についていくつもりです。
受付の人が「長い部門(52.6km)の人は12人しかいないんだよー」と言っています。 今回のランナーは50人なので38人が短いほう(26.8km)ということです。自分のゼッケン番号は「5」。 たぶん12までがロングの人なので先ほどの自衛隊の人の番号を見ると大きい番号です。あー良かった。 最初はデジカメを持って写真撮りながら走ろうと思っていましたが 軽量化のために置いていくことにしました。意外な伏兵がいるかもしれないし少しでも前に行けるように。
まわりの参加者を良く見ていると、みんなごく普通のランナーです。このレースは砂漠OB会になるのでは?と思っていましたが、 砂漠ランナーはいません。去年のエジプトで使ったシューズとゲイターを持ってきていましたが、 一人で砂漠装備を付けているのもバカバカしいので普通のランニングシューズで走ることにしました。

9時にスタート。後ろのほうに並びましたがスタート直後に前の人をさくっと抜かし先頭集団に入ります。 先頭は予想通り自衛隊ランナー。ゼッケンは前に1枚しか付けていないので前にいるランナーがショートなのかロングなのかわかりません。 特定の人をマークするという走りはできないので自然に落ち着いた順位6〜7番手で走っていきます。 前日まで雨が降っていたので砂が水を吸って固くなっていて走りやすい。 微妙にクッションがあるので脚の痛みを抱えている自分にはいい感じです。
途中で海岸が川で切れているので、そこだけ海岸から離れ一般道の橋を渡ります。 この区間は走ってはいけないことになっていてスタッフが誘導しています。ハイペースで歩き前との距離を縮めます。 折返し地点が見えて来て自衛隊ランナーが先頭で折り返してきました。おそらく5分差くらい? 思ったよりも差がなく自分もショート部門だったらなんとかついていけそうです。折返しのタイムは49分台。 ちょっと距離が発表より短いようです。このペースで走り切ると2往復で3時間20分くらいになります。
折り返すとまわりのショートのランナーは半分を過ぎたのでスピードを上げていきます。 しかし一度ペースアップして前に行ったショートのランナーもゴール近くになって少しペースが落ちてけっきょく抜かし返しました。 1往復目終了直前の折返しで後ろから来るランナーのゼッケンを確認したところ自分の少し後ろにロングの部のランナーがいました。 このランナーは最初自衛隊ランナーについていって途中で落ちてきたので余分に体力を消耗していると思いますが要注意です。
全体の5〜6番目で1往復目終了。ここでショートのランナーがラストスパートしてゴール直前で抜かしていきましたが 自分はロングの部なので抜かしても順位は上がりません。2往復目に出発する前にトイレに行っておこうかなと思っていましたが、 すぐ後ろにロングの部の2位が来ているので前に出して調子に乗られるとやっかいだなと思いトイレは我慢することにする。 水の残量を確認するとなんとかもう1往復持ちそうなのでハイドレーションへの給水はなし。

2往復目に入ると後ろにいるたくさんのランナーとすれ違いながら走ることになる。1人1人声を掛け合いながら楽しく走る。 なんかサハラの超人ラッセン(10連覇)の気分〜♪川を迂回するところで歩きながら(歩かなければいけない区間) 後ろを確認するとロングの部2位との差は開いていて3分くらいは余裕がありそうです。この辺からペースを上げて折返し地点に向かう。 折返しが近づいて脚が痛くなってきたが残り12kmくらい押し切るのみ。
折返しで2位との差を測ると10分くらい差がついている。勝ちを確信しつつも最後まで妥協なくタイムを削ろうとペース維持。 ロングの部のランナーと次々とすれ違い、ここでも1人1人声を掛け合ってすれ違い。 ロングの部は12人と少人数だけど「52.6kmの砂浜」というところにエントリーしてきただけあって みんなしっかりした足取りで砂を踏みしめています。
いよいよゴール地点が見えて来て力が入ります。けっこう疲れて来た〜。きついけどまだペースは落ちていない。 ゴール前に距離調整のために短い1往復が入る。スタッフの「速い速い!」という声援を受けながら一度ゴール地点を通過。 折り返してゴールに向かうとゴールテープを張って待っていてくれた。人生初!優勝のゴールテープを切る。タイムは3時間19分。 最初の片道のタイムのまま走り切れました。砂浜を振り返っても後ろはまったく見えず。
スタッフと「距離短いです。たぶん40kmちょっとくらい」という話をする。砂が固くなっていたおかげでkm5分弱、 もしかしたらkm4分半に近いペースもあったかもしれませんがせいぜい42〜43kmくらいでしょう。 しばらく待って2位で現れたのは最後の折返しのときに3位にいたランナーでした。けっこう脚に来ているようでふらつきながらゴール。 続いて3位もゴール。3時間45分くらい。女子の1位も3時間59分でゴール。 全員のゴールは待たなかったけれどささやかに表彰式っぽいことをして解散帰宅になりました。

妥協なく走り切ったから体が痛い〜!

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