ロゲイニングチャレンジ菅平高原大会
2010/06/13(日)
ロゲイニングチャレンジ菅平高原大会にご参加いただいた皆様ありがとうございました。 今年は開催日を6月に変更し山には高山植物の花が咲き、 嬬恋村のキャベツ畑も青々としていて秋の大会とは違う雰囲気を楽しんでいただけたと思います。 天気もどうにか雨が降らずほっとしましたが実はあまり心配もしていませんでした。 というのも近年9月開催だった間は梅雨の時期にコース下見をおこなうことも多く 雨の中山に入ることもあったのですが雨と霧の中で四阿山の高山植物がとてもきれいで 「この景色を見てもらいたいなあ」と思ったことがあったためです。

■競技者数(合計:104名)
12時間の部男女混合  :9チーム(21名)
12時間の部男子    :10チーム(21名)
3時間の部男子     :34名
3時間の部男子18歳未満:1名
3時間の部男子50歳以上:9名
3時間の部女子     :14名
3時間の部女子18歳未満:1名
3時間の部女子50歳以上:3名

以下、各競技部門の講評です。
■12時間の部
口蹄疫の影響で牧場が立ち入り禁止になりコースの自由度は 少なくなりましたが、四阿山の登山道全てにコントロールを設置した上 競技エリアの南端は湯の丸山のさらに南の烏帽子岳に達するという巨大エリアに なったため捨てるところはばっさり捨てる判断が要求されました。

コースの選択以外に以下の2点がポイントになりました。
(1)給水
競技エリアの広さの割には給水・給食できる場所が少なく 「なんとか大丈夫」くらいの計算でエイドを用意していましたが 水不足になったチームも多かったようで熱中症気味になり リタイアしたチームが2チームありました。

コースの選択と同時に補給の計画も非常に重要になります。 ぜひエイドの通過のタイミングや現金を持参してスキー場のベースや キャンプ場などで購入することも考慮してみてください。
(2)わかりにくいコントロール
コントロールの設置場所に関しては今年は2ヶ所(去年は1ヶ所) 登山道をはずして藪を通行する必要がある場所に設置しています。 そのうちの1つ浦倉山の北側の98コントロールには 近くまで行きながら1チームも到達できずという結果になっています。 (左画像が98コントロール)

地形を読めば問題なく行けたと思いますが以下のような理由もありました。
・地図上には登山道が書いてあった(古い登山道が藪に埋まっている)
・菅平高原大会はコントロール位置がやさしいという先入観があった
上記では競技者側の課題として書きましたが両方に共通する大会運営側の 課題として「事前の情報出しが足りていないな」と感じました。 この点に関しては来年以降改善していきたいと思います。
■3時間の部
最近数年は9月に開催していたため道を外れるとジャングルのような場所を 通行することもしばしばでしたが、6月開催のため藪の成長も例年に比べれば 控えめで快適に走れたのではないでしょうか。

以下のような競技者からの指摘がありました。不手際があり申し訳ありません。
・グランドの拡張により道がなくなっている場所があった
・ミス設置があった(周りを見ればあるというレベル)
・私有地を通行して怒られた

私有地の通行については通報を受けてすぐに実行委員長が現場に行き 所有者にお詫びをして今回はお許しをいただいています。
■来年に向けて
8月に24時間実験レースをおこないます。大会運営スタッフが24時間を体験してみようという あくまでも実験です。上級者限定(自分の身は自分で守れること)で 参加者の募集もおこなう予定です。ただしコントロールの設置はおこなわず サポートもありません(正確にはわずかにサポートを用意します)。 結果しだいで来年は24時間を開催する可能性があります。 この24時間の検討をして9〜10月ごろに来年の大会スケジュールを決定します。