のっとれ!松代城
2010/03/14(日)
のっとれ!松代城に出場するため新潟県十日町市へ行く。山の上にある松代城までのコースに雪で作られた障害物を乗り越え城に攻め入るレースである。1位で入場した戦士は新城主として米一石(150kg)が贈られる。レース前日はTeam白樺の仲間と一緒に松之山温泉の民宿みよしやに宿泊。夕食は隣の定食屋で食べ宿の温泉に入る。食事もお湯もとてもよかった。今回のメンバーはTeam白樺の中でも体力班と呼ばれるメンバー達。夜中までトレーニングの話題などで盛り上がった。
朝はやや出発が遅くなり会場には10時ごろに到着。のっとれ同志の大学時代の友人Oやかなけんさんにも会ったが、我々は試走のためレースのコースへ。過去の経験から最も苦戦する雪壁越えを念入りに練習する。雪壁は高さ150cmくらいの容赦ない垂直の壁で自力で這い上がるのはけっこう大変。K田さんが壁に取り付く手前で「ぐっと溜めてジャンプするといい感じだ」というので真似して試してみたら確かにこれまでよりはいい感じ。でもレースの時はきっとあわててパニックになるだろうなと思う。雪道をジョギングして松代城への本格的な登りに差し掛かるところまで行ってから折り返して会場に戻る。
戦士入場とかは無視して体育館で準備をしてマイペースで会場に入る。上位を狙うK田さん、T崎さんは会場のイベントは気にせず念入りにアップをおこなっている。恒例になったかなけんさん(相変わらず寒そうな格好)の戦士宣誓、軍師の競技説明。コースは3.5kmの雪道(障害物付)でここを400人ほどのランナーが駆け抜ける。将軍の掛け声が終わるといよいよ攻撃開始の時が迫ります。今回は序盤は省エネでやり過ごし雪壁をクリアしてからペースを上げて前を追う作戦。最初から飛ばさないこと。
ほら貝の音とともに攻撃開始(スタート)。T崎さん、K田さんは先頭集団に入るべくダッシュしていきます。少し前にひろっち。できればひろっちと同じくらいの順位でまとめられればよいので背中が見える範囲でなるべく力を使わずに軽く走る。途中雪に深く足がはまって転倒。今回はレース中には写真を撮るつもりはなかったけどゴール後と城からの戻りのときに写真を撮ろうと思ってデジカメを持ってきていて雪の上を大勢走って行くのを見たら写真に撮っておきたくなってしまった。少しペースを落として走っている写真を撮影。
しばらく走って雪道をぐるっと回りお祭り会場に近づくといよいよ雪壁5連続です。かなけんさんが雪壁に張り付いていたので「押します」と声をかけて雪壁の上に押し上げる。それから雪壁の上にあがったかなけんさんの手を借りて引っ張り上げてもらう。次の雪壁との間に飛び降りる。ここからが本当に大変なところ。雪壁の間隔が狭いので次の雪壁に上るために助走ができない。上半身だけ雪壁の上に乗せて足を上げようともがいていると後ろの人が押してくれる。押し上げてくれた人を壁の上から引っ張りあげる。2つめの壁を手伝ってくれた人と組んでそれ以降の壁も次々と突破。最後の壁はもう疲れてしまって自分の力でジャンプできない(上半身すら雪壁の上に乗せられない)。ベタっと壁に張り付いていると後ろから来た人が押し上げてくれた。
ここまで余裕を残して来たかったのに、やっぱりすでにバテバテ。急斜面を登ってロープで組まれた壁を登り反対側へ乗り越える。その次はソリに座って手で漕いで前に進む。ソリが終わったところでかなけんさんに追いついたので「しんどいです〜」と声をかけて抜かしペースアップ。ここからはアスファルトや雪道の純粋な走力区間。次々と前を抜かし雪道の登りへ。ここで前に友人Oが見えてきたので追い抜く。
そのまま登りを走り最後の障害物となる谷越えへ。谷越えの手前で先頭がゴールした花火の音を聞く。今まではもっと手前でゴールの花火を聞いていたので今回は自己ベストになりそうだなと思う。谷越えはワイヤーに滑車でぶら下がっているタイヤにつかまって数十メートル先の反対側へ飛んで行く。高さもそれなりにありうっかり手が滑って落ちるとかなり痛そうというか怪我をする可能性が高そうだ。タイヤに腕を通してしっかり手を組んで発射。
谷越えのあとは急な登りを登ってゴールになる。ここもしっかり走ってじわっと順位を上げる。ゴールしたら39位、タイムは29分半ほど。やっぱり以前の順位を大幅に更新していた。(でもTeam白樺体力班男子の中では最下位だった)。すぐに友人Oがゴールし、しばらくしてかなけんさん、O澤さんの姿も見えてきた。Team白樺の成績はT崎さん5位、K田さん10位、O澤さん女子4位(総合だと80位くらい)とここまで入賞。ひろっち32位、自分39位と続く。みんなそろって写真を撮ってわいわいしていると長野マラソンクラブのmbさん登場。来ているとは知らなかったのでびっくり。みんなでジョギングして城から下山しお祭り会場へ戻る。
表彰式までは会場の出店(いろんな食べ物が屋台で売られていて飽きない)で食べ物を買い休憩スペースでのんびりする。14時から戦士凱旋の行列に並んで新城主(優勝者)を先頭にステージ前まで行進し表彰式が始まる。Team白樺メンバー5人中3人が入賞でステージの上に行ってしまったので自分もそんなに遅くないんだけどすごく残念な感じだった。今年も順位に関係ない「当たって嬉しい刑罰」の抽選会がおこなわれ目玉である「遠島の刑(ハワイの旅)」(5人に当たる)に仲間内から誰か当たらないかと思ったが今年も当たらず。前回も今回も仲間が7,8人いる状態で来ているので何か当たってもよさそうなものだが「酒攻めの刑(地元のお酒)」「釜茹での刑(温泉宿泊券)」も何も当たらなかった。