斑尾トレイルランニングレース
2009/10/04(日)
結果:5時間22分13秒(17位 / 一般男子出走者265人)

まじめにレースしたので写真はありません(笑)

サハラレースに向けて最後の高負荷練習としてエントリーした斑尾トレイルランニングレース50kmに出場した。前日は長野マラソンクラブの皆さんと一緒にペンションに宿泊。レースのスタートは6時半なので朝5時に起きれば十分だと思っていたら、他のみなさんは4時過ぎには動きだしバタバタしている。自分がいつまでも寝ているのが気になるのか起こしに来てくれたり「朝食できてるよ」と声をかけてくれたり(笑)

なるべくぎりぎりまで寝ていたかったのでかたくなに布団にしがみつき5時過ぎに起きてさくっと朝食。前日になにもかも準備していたので、他の人たちよりも早く準備完了(笑)起きて食べてすぐ走れるの?と聞かれたので「今回は練習レースだから最初の10kmで目を覚まします」とこたえる。

外に出ると肌寒い。スタート15分前くらいに会場に到着しさっと上着を脱ぐ。今回の服装は半袖・短パン・ウェストポーチにスポーツドリンクを600ml。シューズは何年か前のハイランダー(モントレイル)を使用。このシューズは軽いけどバランスが悪くて好きではないので(足をひねりやすい)捻挫予防のテーピングをした。けっこう寒いが走り始めてしまえばすぐに暖まるし、今日は快晴で日中は暑くなりそうだから最初だけの我慢。会場で久し振りに妙高のS水さんに出会った。「今日はどのくらいで行く予定ですか?」と聞かれたので「貧血を治療してパワーアップしすぎてしまったのでやってみないとわかりません」と大胆な発言をしスタートラインへ。

6時半レーススタート。最初のわずかなロードで先頭集団にはいってしまった。ゲレンデの登りで少し自重し少しずつポジションを下げる。体の動きはいいけどゲレンデからトレイルに入って薄暗くなると足元が良く見えない。片目は普通の視力なのでレースのときはメガネはかけなくて問題ないがこのような状況になると目の焦点が合いづらく足元の木の根っこや岩がうまく判別できない。そのため下りではゆっくり行くしかなく後ろの人に道を譲りながら進む。

しばらくすると軽トラなどの車両が走れるような林道になった。ここではけっこういいペースの集団で軽快に走って行く。10km〜20km地点くらいまでの長い林道走り。途中で野尻湖と妙高山がきれいに見えてよそ見をしながら走る。カメラ持ってくれば良かったなーなどと思ったが、持って来たとしてもこの集団で走っていては写真は撮れないだろうなという感じ。18kmを過ぎて斑尾山に向かって急激な登りの登山道になる。ここは走らずに歩いて登る。長い林道走行が効いたのか、まだ全体の半分も来ていないのに疲労を感じる。かなり山を登ったところでやっと20km地点。疲れています・・・先が思いやられる。

斑尾山からの下りでは膝に痛みが出始める。故障とケガはしたくないのでゆっくり転倒しないように下る。ゲレンデに出たところで後ろから追いついてきたランナーに道を譲る。今日は下りになると追いつかれるなあ。ゲレンデを下り切って24km付近のエイド。ここでだったか「21位でーす」と言われる。それは数え間違いでしょ(もっと下位、30〜40位でしょ?)と思いつつ走る。しかし少し順位が入れ替わったりして次のエイドに来たら「19位です!」と言われる!「まじすか!?(そんないい場所にいるの?)」と思い疲れているけど後半粘って30位以内くらいはキープしたいと思い始める。

そのあとも同じようなメンツで抜きつ抜かれつ・・・登りの力が残っている人、下りが速い人など特徴があるので順位はときどき入れ替わるがエイドに立ち寄るとだいたい似たようなメンバーが顔をそろえる。自分は膝が怪しい感じなので下りで置いて行かれて登りで追いつく(時に抜かす)感じ。とはいっても自分も登りは疲れるので、途中で後ろに着いた人に道を譲ると「自分もぎりぎりだから譲らないでください!(笑)」と言われる。だいたい20位あたりをうろうろしながら小さな山(袴岳、毛無山)をいくつか越えて終盤へ。残り10kmくらいから余力のある人ない人がはっきり分かれてきて、抜かされもしたがフラフラ歩いている人を抜かしたりもして順位は落ちない。さらにしばらく前に道を譲って先に行かせた人が力尽きていて道を譲られたりして少しずつ順位もアップ!ペースは落ちているがみんな苦しいところで落ち幅を少なくすれば順位は上がる。

斑尾のペンション街に出るとゴール地点の放送が聞こえたりしてあとわずか。ゴールに向かうロードに出ると少し前に2人ランナーがいるのが 見えてペースを上げる。ロードの下りでかなり距離をつめて「捕えた!」と思ったらゴール目前にしてコースはロードから外れてまたゲレンデを登り始める(涙)ゲレンデの登りで2人の背中に目前(10メートル以内)まで迫りながら、最後の最後で気力が萎えてしまいゴールに向かうゲレンデの急な下りで一気に差を広げられてしまった。

ゲレンデを下って行くとゴールのアナウンスが自分の名前を呼んでいるのが聞こえる。上位にいると選手もたまにしかやってこないので名前を放送してくれたり特典がいっぱい(笑)中盤以降しっかり順位をキープできた充実感いっぱいにゴール!ゴールしてここまで競り合った方々と「お疲れ様〜」と握手して健闘をたたえ合った。結果は17位(一般男子265人中)でタイムも5時間22分と想像以上の結果を残すことができた。

激しいアップダウンは少ないランナー向けコースではあったけどかなり満足度の高いレースができサハラレースに向けていい弾みになった。今回は最初からこうなることを狙ったのではなく「たまたまこうなっただけ」なので今後はトレイルでもきちんと狙って安定したレースをできるようになりたい。


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