木曽駒ケ岳に登る 2009/07/12(日)
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木曽駒ケ岳(中央アルプス、標高2956m)に登りました。前日の長距離練習とセットでのトレーニングです。
前日の疲労があってあまり無理はしないほうがいいので必ずしも山頂まで行かなくてもよいという考えです。
まず登山地図を見て、駒ケ岳ロープウェイ利用以外で一番短時間で行ける登山口を調べました。
登山口は今住んでいる塩尻からは40kmほどなので1時間もかからず登山口に到着。
今日はお昼から天気が崩れるということだったので昼ちょっと過ぎには下山したい。
7時半出発になったので標準タイムの半分の時間で行けば大丈夫そうです。
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スタートして少しの間は林道です。30分ほどすると林道が終点になり川を渡って登山道に入りました。
そこからは壁のような激坂の連続。なるべく足を止めないように進みつつ、よく考えるとこのコースは相当ハードだということに気が付きました。だいたい山は2500mを超えるくらいになると3000m級とかまとめてしまいますが実は本当に3000mくらいある山はあまりありません。そして今日の木曽駒ケ岳は2956m本当の3000m級です。今日は標高差1600mを登らないといけませんがこれだけの標高差を一気に登る機会はほとんどありません。壁のような斜面を前にそんなことを考え果てしない道のりに「今日は途中まで行ったら帰ろうかな」と何度も考えました(そもそもスタート時点から疲労いっぱいだし)。標準タイムの50%を切れなくなったらそこで下山を開始することにしました。
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ところがなぜか標準タイムの半分よりも常にいいタイムでチェックポイント?を通過していきます。
7合目の山小屋のおじさんに「何時に出発してきたの?5時ごろ?」と話しかけられ「7時半です」と応えると
「すっげー!」と仰天していました。驚いてくれると力になります(笑)それに加え登山道も巻き道みたいになって緩くなってきたのでやる気が出てきます。それにしてもこの登山道は登山者が少ない。7合目で3つの登山道が合流しているのに3パーティくらいにしか会っていません。メインの登山道は反対側の駒ヶ根側(みんなロープウェイ使っているのか?)のようです。
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こちらは北斜面なので雪渓も残っています。雪渓があると登山道が良くわからなくなってしまう場所があったり急斜面の雪渓を横切らなければいけないところがあったりするので大変です。アイゼンを持っていないので急斜面の雪渓は横切るのを避けて登山道を外れて藪こぎしました(爆)登り切って稜線に出ると冷たい風が吹いていて寒いのでレインウェアを着ました。少し歩いて木曽駒ケ岳の山頂に到着すると大勢の登山者で賑わっていました。やっぱりみんなロープウェイ組だな・・・。時間的には余裕があるので隣の宝剣岳へピストンしようかとも思いましたが、すでに疲れてきていて(最初から疲れているけど)「行きたい」というより「めんどう」という気持ちのほうが強かったので下山することにしました。
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下山して林道に出る手前で登って行く時にすれ違ったパーティに追いつき(つまり私が登って下りてくる間ずっと下っていた人たち)後ろから私が来るのを振り返って見た人が「うそー!本当に山頂まで行って来たの?」とか言っていました。そして林道はしっかり走り切ってゴール!登山中の補給は水のみで何も食べずに行けてしまったので下山してから普通に昼食にしました。あとから考えてみるとこのコースの標準タイムは甘いような気がします。今日の負荷とがんばり加減だとやっぱりコースタイムの50%だろうな。結果的にいいトレーニングになりました。
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コース:木曽福島スキー場(1350m)から
福島Bコースで木曽駒ケ岳山頂(2956m)
登りタイム:3時間2分(標準比42%、標準:7時間10分)
下りタイム:2時間2分(標準比44%、標準:4時間40分)
CP |
ラップ |
標準 |
タイム比 |
林道終点 |
22'11 |
1:00 |
37% |
5合目 |
43'58 |
1:30 |
49% |
7合目 |
35'00 |
1:30 |
39% |
8合目 |
26'32 |
1:00 |
44% |
9合目(玉ノ窪山荘) |
37'09 |
1:30 |
41% |
木曽駒ケ岳山頂 |
17'43 |
0:40 |
44% |
ラップを見るともっとも苦しんだ4合目から6合目のタイムが明らかに落ちている。全体的にそれほどがんばったわけでもない割にタイム比が良いので登山道の標準タイムが甘く設定されているように思う。足場の悪いところが多かったからかも。
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