初冬の燕岳スピード登山
2008/11/01(土)
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■装備
ザック(KarrimorAR35)、ロングタイツ、ロングTシャツ、登山レインコート上下、MTBグローブ、トレッキング用靴下、ゴアテックス靴下(靴下の上に履く)、トレイルランシューズ(コンチネンタルデバイド)、ファストエイド一式、ヘッドライト、地図、プロトレック(時計、気圧、気温、高度計、電子コンパス)、デジカメ、水2リットル、軽食、サイフ、ツェルト

■コース
中房温泉〜合戦小屋〜燕山荘〜燕岳(往復、標高差1312m)

■タイム
5時間5分(標準タイム7時間55分、64%)
8時ごろ中房温泉の駐車場に到着。天気予報では晴れになっていて市街地は晴れていたが駐車場では少し雨が降っていた。上を見ると200〜300m上くらいの山は積雪で白くなっている。登山用のレインコートを着て準備を済ませ駐車場から中房温泉の登山道の入口まで5分ちょっと歩く。登山者はぱらぱらといるがあまり多くはない。8時半に中房温泉(標高1450m)から出発。速いペースで歩いていくと苦しくなり立ち止まってもくらくらする。高度計を見るとまだ50mほどしか登っていない。少しペースを落として進むがそれでも先に出発した登山者を抜かしていく。暑くなったのでレインコートを脱いでザックに入れている間に抜かした登山者にまた抜かされる。
さらに少し進むと登山道に雪が現れ始めたので、また荷物を下ろしゴアテックスの靴下を履く。 さらにしばくら進むと少し冷えてきたのと木から水滴が落ちて来るようになったので再びレインコートを着る。何度もザックを下ろして停止しているのでリズムがつかめない。歩き始めると他の登山者を抜かしていくことができるが立ち止まるとすぐに抜かし返され何度も同じ登山者と前後する。この時期に北アルプスに来るだけあって皆さん健脚揃いのようだ。着たり脱いだりが一段落してからはいいペースで登ることができた。 登山地図には「北アルプス3大急登」と書かれているがそんなにきつい登りには感じない。
合戦小屋(標高2350m)にはスタートから1時間45分で到着。登山地図の標準タイムでは3時間なので1時間30分で到着したかったが服装の調整に手間取ったのでやむを得ずか・・・。休憩なしでそのまま通過する。合戦小屋を通過してからは完全に雪道になったが登山者の通行がそれなりにあるため踏み固められていて歩きにくくはない。標高2500mを越えてようやく森林限界を越えて見通しが良くなった。安曇野近郊からの登山道は森林限界の標高が高い気がする。もう完全に雲の上に出たので天気は良くなった。雲の向こうに槍ヶ岳が見え隠れするのを見ながら燕山荘へ。
目の前に北アルプスの絶景が広がる。南に大天井岳・槍ヶ岳、北に燕岳、西側に連なっている山は水晶岳や野口五郎岳の方向だと思うがどれがどれだかわからない(笑)合戦小屋から燕山荘(標高2704m)までは50分で到着。いいペースで登れたと思ったが標準タイムは1時間10分とあり標準との比較だとペースは落ちている。
燕山荘でも荷物は降ろさず写真だけ撮って燕岳(標高2762m)を目指す。稜線に出て風が強くなったので一気に寒くなった気がする。プロトレックの温度計は2℃と思ったよりは気温は低くない。手にはMTBグローブをつけていたが指の感覚がなくなってきたのでレインコートの袖の中に手を引っ込める。オーバーグローブを持ってくるべきだった。稜線は雪が風で飛ばされてあまり雪がなかった。ところどころ吹きだまりみたいなのがあって乗ると腰くらいの深さまではまるところがあって進むのに苦労した。燕岳山頂でものんびりしていると体が冷えてしまって危険なので写真を撮ってからすぐに燕山荘に向かって折り返す。
燕岳の山頂から下るときに登山道を見失って少し違う方向に降りかけてから来る時に通ったコースに復帰。大天井岳、槍ヶ岳を見ながら燕山荘まで小走りに走って戻る。燕山荘に戻ってから時間を見るとこの稜線でのペースは標準タイムと同じくらいだった。寒いので急いだつもりだったが予想外に遅い。登山地図の標準タイムが間違えているのでは?というくらい。燕山荘でカップラーメンを食べながら20分ほど小休止。下山は基本ジョギングで。雪道は気持ちよく走れたが標高がさがってからのぐちゃぐちゃな雪道は慎重に。木で作成された階段が滑りやすくなるので注意して下る。14時に中房温泉到着。トータルで標準タイム7時間55分のところ5時間5分で標準タイム比64%。50〜55%で行きたかったのでちょっと残念だった。

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