日本山岳耐久レース
2006/10/08(日)〜09(月)
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前日に東京、神奈川(実家)へ移動する。アートスポーツに行きモンベルのウィンドジャケットを購入。
薄手のウィンドブレーカーのようなものだがコンパクトで重さも100グラム程度と
荷物を軽量化することができる。用意した装備は以下のとおり。
※ 大ダワ(50km)でリタイアしたため使っていない装備が多くなっています。
【服装】
半袖シャツ
ロングタイツ
ウィンドジャケット
長袖シャツ(予備)・・・使用せず
MTBグローブ
靴下
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【食料】
給水2リットル(アミノバイタルを2倍に薄めたもの)・・・1リットル近く残してしまった
お稲荷さん×4
キャンディーチーズ
大福×2・・・1個食べた
パワージェル×8・・・3個食べた
アミノバイタル粉末×3・・・使用せず
岩塩(少量)・・・使用せず
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【その他】
ザック(Karrimor AR-35)
SALOMON XA PRO 3D(2005年モデル)
ヘッドライト(PETZL、ハロゲン+LED×8)
ライト(Super Fire SF-301)・・・使用せず
予備電池・・・使用せず
ハートレートモニター
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朝6時半過ぎに母親に作っておいてもらったおにぎり5こを持って実家を出発。
相鉄線の二俣川駅でshige氏(ち〜む野獣)と合流。五日市駅に9時20分ごろ到着予定だったが、
乗り継ぎがうまくいかず9時40分ごろ五日市駅に到着。shige氏にくっついて男子更衣室の体育館に行くと
オリエンテーリング関係のメンバーはみんなステージの上に陣地をとっていたので
今回チームの部で一緒にエントリーしているOQとも合流できた。もう一人のチームの部のTAKUさんはまだ見当たらず。
とりあえず受付を済ませて装備の準備をしたりテーピングをしたりしつつ、おにぎりをもりもり食べる。
おにぎりは少しはレースに持っていくかなと思っていたがレース前に全て食べきってしまった。
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スタート30分前くらいに五日市中学校の校庭へ移動する。多くの参加者で渋滞すると聞いていたので、
こんなにのんびりで大丈夫なのか?と思っていたが、ベテランのOQやTAKUさんものんびりしていたので
大丈夫なのだろうと思う。校庭に移動しても、OQ、TAKUさん、ち〜む野獣のメンバーは開会式を
のんびり見ていて並びに行く気配はなく、ようやくスタートラインに向かったのはスタートの10分前くらい。
そしてうまいこと最前列に潜り込んだ。自分は渋滞回避のために序盤は突込み気味に行こうと思っていて
さすがに最前列はまずいと思ったが、もはや後ろに下がることもできず最前列からスタートすることに。
校庭から出る門のところが狭くなっているということだったのでスタートと同時に飛び出すが、
うっかり?先頭に飛び出してしまい結局2番手で道路へ。少しすると隣に2人出てきたので見るとOQとTAKUさんだった。
そのまま最初の舗装路は3人で先頭を走る。
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しばらくすると登り坂になりオフロードになったので意識的にペースを落として順位を下げる。
いくらなんでも先頭集団はありえない。ちなみにハートレートモニタはアラームをセットして
上限を160、下限を140にしてみたが、そんなに飛ばしている意識もないのに165〜170になっていて
ペースを落としていっても心拍数はなかなか下がらずアラームが鳴りっぱなし。
アラームを解除しようと思ったが計測中は解除の操作ができなかったので、そのままアラームを無視する。
今回は初参加ではあるが目標を12時間として第一関門の浅間峠(22km)は3時間15〜30分で通過しようと考えていた。
予定通り3時間23分で通過。まだまだ足はしっかり動くが先が長い割には少し疲れているかなという感じ。
意識して登りでは力を使わないようにする。心拍数も155くらいで落ち着いてきた。
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西原峠までの笹尾根では西側には夕陽をバックに富士山、東側には満月の翌日の月が真っ赤に見えていてとてもきれい。
でも、だんだん足が動かなくなってきて登りや足場の悪いところは完全に歩きになってしまった。
西原峠手前で完全に真っ暗になりヘッドライトをつける。だいぶペースが落ちてしまったなと思いつつようやく西原峠に到着。
大会運営の人たちがライトをつけて応援してくれていた。だいぶまずそうな感じになっていたが、ここでは足を止めずに通過。
しばらく進むと急激に登り始めたため三頭山への登りが始まったなとはっきりわかった。この急激な登りは足を止めずに
登ることができず、ときどき止まって小休止。だんだん体が冷えてきて寒くなってくる。心拍数は汗が冷えたためか数値を
表示しなくなっていた。三頭山の手前の大沢山を越えて一度下る。三頭山へはもう一度登るのかと思うと精神的にきつい。
大沢山あたりから風が強くなって寒くなったためウィンドジャケットを着る。だんだん体に力が入らなくなってきたので
ついでにパワージェルを取り出し1つ食べる。
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三頭山への最後の登りで見覚えのある場所に出る。試走で走ったスタート地点だ。でも寒いし、体には力が入らないしで
第二関門でリタイアしようと思いながら少しずつ進んでいく。三頭山から鞘口峠、月夜見駐車場への下りで先ほどのパワージェルが
効いたのか体が暖まってきて少し走れるようになった。パワージェルは作戦では月夜見駐車場から先のエネルギーとして使う予定だったが
この調子だとパワージェルを食べながら行けばなんとかなるかもしれないと思った。
第二関門(月夜見駐車場)へは予定の7時間よりも1時間遅れで到着。
月夜見駐車場ではリタイアするか判断が難しかったが、もう少しがんばることにして、ここまでに食べれなかった大福を
無理やり食べる。ここであまりパワージェルを使ってしまうとゴールまで持たない。水を補給しようとザックから
ハイドレーションを取り出したらまだ半分くらい残っていてびっくり。最初は暑かったので頻繁に水を飲むようにしていた
つもりがしっかり飲めていない。失敗したと思ったが仕方がないので水補給はおこなわずそのまま出発。
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御前山の手前までの緩いアップダウンはそこそこ走れ、登りでも前のランナーがだんだん近づいてくるのがわかったので
もしかしたら目標の12時間は無理でも13〜14時間くらいで行けるかなと思った。しかし急激な登りを繰り返しているうちに
またもパワーダウン。もう一度の復活を狙ってパワージェルを食べるが喉を通らず気持ちが悪くなってしまう。
御前山からの下りも完全にゆっくりの歩きのみ。歩いていると眠気も出てきて木のベンチがあったりするところで
睡眠を取りたくなる。まだ夜11時くらいだったが・・・。ようやく大ダワ(50km)に到着。すでにまったく走れず食欲もなかったので
リタイア決定。最もきついところはすでに終わっているので少しもったいない気もした。
スタッフのテントでリタイアを宣言して暖かいココアをもらい毛布をかぶって少し横になる。
しばらくしてから、ここでリタイアした他の競技者とスタッフの車で五日市中学校へ輸送してもらえた。
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区間 |
ラップ |
積算 |
平均心拍 |
入山峠 |
0:55:29 |
0:55:29 |
166 |
浅間峠 |
2:28:04 |
3:23:34 |
158 |
西原峠 |
1:49:34 |
5:13:08 |
146 |
三頭山 |
1:18:01 |
6:31:10 |
--- |
月夜見第二駐車場 |
1:25:56 |
7:57:07 |
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トランジット |
0:07:44 |
8:04:12 |
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御前山 |
1:19:43 |
9:24:35 |
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大ダワ |
1:08:55 |
10:33:31 |
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今年は山岳レースに照準を合わせて春から坂道や山岳を走ってきたのに肝心のレースで結果を出すことができず
非常にくやしかった。逆にたまにロードを走っても去年までと変わらない感覚で走れていたので練習の効果はまったくなし?
来年はもう一度フルマラソンに合わせて練習する予定だが再来年はもう一度挑戦しなければならないだろう。
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★ 良かったこと |
① |
シューズは今シーズン購入したモントレイルのハイランダーにしようと思っていたが、
ハイランダーを長時間履いていると靴ずれしたり、いつもより疲れたりする傾向があったため本番は
去年使っていたボロボロのシューズにした。レース中はシューズが原因と思われるトラブルは一切なく安心感があった。
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② |
チームメイトOQの真似をして用意した「お稲荷さん」はレース中でも食べやすい。
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③ |
ザックの容量は15リットル程度もあれば十分だが、今回使用したアドベンチャーレース用の35リットルザックは
とても軽いので(700グラムくらい)ゴム紐を調整してコンパクトにすれば十分に使える。
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④ |
軽く足首を固定するようにテーピングをしたところ足首をひねったりすることもなく安心して走ることができた。
テーピングは慣れてなく、たまたまちょうどいい感じになったと思われるので今後もテーピングの練習は必要。
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★ 悪かったこと |
① |
チーズをレース中に食べると口の中がべたべたして気持ち悪い。アドベンチャーレースでは補給にだいぶ慣れてきた感じが
あったが、運動強度が高くなると思うようにいかない。
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② |
ハイドレーションの給水だと実際に自分がどのくらい給水しているのかわかりにくい。
ボトルを併用するなどの工夫をしたほうがいいかもしれない。
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③ |
前半突っ込みすぎた。筋力が弱いので序盤はしっかり抑えないと後半までもたない。
マラソンのくせ?で4時間で終了してしまう。
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