乗鞍スキートレッキング 2004/05/06(木)
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天気に恵まれて最高のツーリングスキー日和。乗鞍に登るためには途中まで自分の車で行って
バスに乗り換える必要がある。今回は三本滝からバスに乗ったが、それより下の休暇村や
観光センター前からもバスに乗ることができる。料金は片道1100円で、三本滝、休暇村、観光センターの
どこから乗っても変わらない。バスは(このシーズンは)登りが朝の1本、下りが午後の1本しか
ないのでバスの時間には要注意。今日はカレンダー上では平日なので少数の山スキーヤーしかいない様子。
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三本滝から30分ほどバスに乗って位ヶ原山荘に到着。ここからはスキーを背負うか、シールを使って
登っていくことになる。位ヶ原山荘付近の標高は2300mくらいだから、最高峰の剣が峰を目指す人は
標高差700m程度をハイクアップする。9時ころ位ヶ原山荘出発。
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多くのスキーヤーは大雪渓を通って剣が峰へ行くほうに進路を取るが、そちらは去年登ったので
今回は畳平方面へ登ってみることにする。大雪渓方面だと急斜面を横切りながら少しずつ登っていく
ことになるが、畳平方面だと急斜面を直登することになるので少々つらいものがある。
シールを貼っていても油断するとずるずると後退してしまうため、前方を歩いていた人はスキーを
はずして背負うようにしていた。ただスキーを背負ったり履いたりするのは面倒なので、ジグザグに進んで
なんとか急斜面をクリア。
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畳平の少し手前で道路に出たのでここで少し休憩してからスキー板を背負って道路を歩いて行くことにする。
道の脇は1m〜2mくらいの雪の壁ができている。ただし、除雪した結果どけられた雪でこの高さに
なっているだけかもしれないので純粋な積雪は1mくらいかなと思う。
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11時ころ標高2700mの畳平に到着。池はきれいな緑色をしていて真ん中に浮かんでいる?
雪は氷山のようでした。畳平の駐車場の奥からさらに山を登っていく道に「魔王岳15分」と
書いてあったので魔王岳まで登ってみることにする。この登山道にも雪はすでになくスキー板は
背負っていく。山頂の手前は岩場を登るのでスキーブーツではちょっときつかった。
11時20分ころ魔王岳山頂(2764m)到着。
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魔王岳山頂をちょっと過ぎると岩場がなくなっているのでそこで昼食。
時間に余裕があれば稜線を歩いていってみようかと思ったが、魔王岳山頂を過ぎたちょっと先で
立ち入り禁止になっていてこの先の山へ行くには別の道を通らなくてはいけないようだったので
ここから引き返すことにする。12時ちょっと過ぎに魔王岳をあとにする。
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畳平から鶴ヶ池の脇を通ってコロナ観測所のほうへ登っていく。ここも雪がないのでスキー板は
背負ったままの状態。だんだんツーリングスキーというよりは単なるトレッキングだな
という気分になってきた。途中、雪解け水がすごい勢いで流れているのを発見。
もうここはかなり上のほうなのだが、それでもこの勢いで水が流れているということは、
かなり早いペースで雪が解けているのかなと思った。
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13時半ころコロナ観測所(2876m)に到着。
ドームの脇に展示室の扉があり「ご自由にご見学ください」と書いてあったが鍵がかかっていて
見学することはできなかった。この時期にだれかくるとは思っていなかったのだろう。
14時ころまで休憩することにして、おやつを食べながらだらだらする。
何かトラブルがあったのか観測員が2、3人出てきて「リセットしてみようかー」などと言いながら
地面のふたを開けて何かを覗き込んでいた。
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コロナ観測所から岐阜県側の景色を見たところ。中央奥に小さく見えているのが鶴ヶ池。
左奥が畳平、魔王岳。右手前の池から畳平に向かって雪解け水の川ができている。
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14時ころコロナ観測所の近くの雪渓から最後のお楽しみのスキー滑走開始。
あまりスピードは出さずに小回りで丁寧に滑る。途中で振り返って滑ったあとを見ると、
ターンが左右対称できれいなターンを描けていた。今シーズン小回り練習した成果が
出ているのかもしれない。
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コロナ観測所の下の斜面を下ると、途中で大雪渓の斜面に合流する。
ここからは斜度が緩くなるので大回りでスピードを上げて滑走する。
コース?の横幅が非常に広く、他に人も見当たらなかったのでとても気持ちよく滑れる。
大雪渓の下部で一度道路を渡ることになるが、一部分だけ道路に雪があったので、
そのまま滑って通過。気持ちよく滑っていったら一瞬道路の位置を見失った。
道路の両側は雪の壁になっているので道路の位置を見失うと落ちる可能性があるのでとても危険。
まあ、乗鞍なら壁が高くないので落ちても「痛い!」で済むかもしれないけど、立山の雪の大谷
なんかだと壁の高さが10〜15mにもなるので大変なことになってしまう。
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エア台を作成して飛んでいる人を発見。バスの時間の関係で乗鞍にいられるのは1日6時間足らず
なので大変そうだ。1日目は台を作成してほとんど終わってしまうのではないかと思う。
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14時20分ころ位ヶ原山荘到着。山荘前では帰りのバスを待って山スキーヤー達がくつろいでいた。
一部体力を使い切ってぐったりしている人も。
帰りのバスは行きよりも乗車人数が少ない感じだが位ヶ原山荘に宿泊する人もいるらしい。
でも、去年も明らかに帰りのほうが少なかったので、もしかしたら三本滝まで自力で滑る人も
いるのかもしれない。最後のほうはスキーを背負って下山することになると思うけど。
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