「高嶋ちさ子の世界音楽紀行」 2003/09/20(土)
演奏中は写真撮影禁止のため会場周辺や開演前の写真を掲載します
掲載写真の客席が空いているのは中に入った直後に撮影したためで演奏時は満員でした
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会場 :愛知県芸術劇場コンサートホール
演奏者 :高嶋ちさ子(vn)&プラハ・カメラータ
演奏時間:19:00〜21:10
高嶋ちさ子というバイオリン演奏者のコンサートを聴くため松本から名古屋までやってきた。
松本→名古屋の距離は、松本→東京と同じくらいの距離だが高速バスの往復料金で1000円ほど
安く行ける(往復で5000円)。コンサートホールには18時ころ到着。開場が18時半、開演が19時
なのでしばらく周辺をぶらぶらしてからコンサートホールへ入る。
コンサートホールの入口ではCDの販売をしていて最新アルバムを購入した
先着200名にはコンサート終了後に高嶋ちさ子さん本人からサイン色紙をもらえるらしい。
でも、最新アルバムはすでに持っているのでプログラムを購入してコンサートホール内へ入る。
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演奏のタイトルは「世界音楽紀行」ということで世界のあちこちで作られた曲を集めた内容。
基本的には最新アルバムの「Around the world」と同じ内容。演奏の形式は大人数のオーケストラ
ではなく10数人の弦楽器という少人数の構成。コンサートを聴くのはまだ2回目だがバイオリンて
面白い楽器だなと思う。管楽器(要はふえ系?)は「あの楽器からこの音が出る」ということは
納得できるのだが、バイオリンの場合「なんであの激しい動きで弦をこすってこの音がでるのか」
ちょっと不思議な感じを受ける。あとバイオリンは体全体を使って演奏している人が多くて、
たぶん同じ楽器で同じパートを弾いていると思われる人でも人によって動き(くせ?)が違ったり
していて目で見ても楽しめる。
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曲と曲の合間には演奏者である高嶋ちさ子さんがいろいろ楽しい話をして笑いが起こったり
していた。なんとなくクラシックの演奏者って真面目なイメージがあると思うが
とても軽いトークであった。そのほかにも、演奏するとき間違えた楽譜を持ってきてしまって
「ハプニング発生(笑)」とか言い出したり、演奏中に空調の風で楽譜がめくれてきてしまった
ときにバイオリンの弓でパシッと叩いて直したりと結構豪快な性格っぽい(笑)
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1時間ほど演奏して第一部が終了し休憩後に後半が始まった。後半のプログラムが半分くらい
終わったところで、「みなさんにも参加してもらいましょう!」ということで
「みんなで歌ってみよー!」ということで、会場の観客みんなで歌うことになった。
「カノンをやりましょう」ってことで「カノンってなんだっけ?」と思ったがリズムを聞いたら
思い出した(輪唱する曲です)。まずは「日本版カノンで発声練習ー!」(高嶋ちさ子さんは
こういうノリです)ということで、座っている場所ごとにA〜Dの4つのグループに分けられて
「かえるの合唱」を歌う。最初に歌うAグループは「声が小さい!」とダメ出しされて何度か
やり直したりした(笑)
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で、次が本番のカノン。まずリズムを覚えるために、バイオリンがお手本で1音ずつ弾く後に
ついて「ターン、ターン(↓)、ターン(↑)、ターン(↓)・・・」と歌って(?)いくのだが、
なんか観客みんな音感がいいようで、高嶋ちさ子さんも「すばらしい!」と満足げ。
そのあと本番ということでプラハ・カメラータの演奏にあわせてみんなで歌った。
高嶋ちさ子さんが各グループの歌い出しの指示や、声が小さいとジャスチャーで『聞こえませーん!』
とかやってとても楽しかった。
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予定の演奏終了後にアンコールに応えて(これも予定のうち?)「千と千尋の神隠し」の
主題歌を演奏して終了。拍手の中、高嶋ちさ子さんが会場の四方八方に一生懸命手を振っている
からか手を振られた方向の観客も手を振り返していた。(普通はこういうことってないよね?)
今回、思ったのは「演奏者として一流ってだけじゃなくて、エンタテイナーとしてもすごいんだな」
ということ。ただ、演奏がうまいだけではここまで一般の観客を引き込めないかもしれない。
今人気の演奏者というのも納得!またコンサート聴きに(見に?)行きたいと思った。
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