セルフディスカバリーアドベンチャー
スノーフィールド・チャレンジレース・イン・王滝 2005/02/06(日)
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今回のレースはスノーシュー(6km)+スキー(?km)+スノーシュー(7km)の3ステージの構成。
各ステージの間では最低15分のトランジット(休憩)を取らなければいけない。
このレースは2名1チームで、今回は安曇野のアドベンチャーレースでチームを組んだT氏と出場。
作戦は特になし。楽しければ良いが2人ともスキーヤーなのでスキーステージは良いタイムを
出したいと考えていた。体調は残念ながら最悪。自分は風邪気味で、T氏は夜中まで飲み会を
していたらしく睡眠1時間というありさま。7時半ころ会場である「おんたけスキー場」に到着し
受付を済ませてから装備を準備する。天気は快晴だが標高が高いせいもあり相当寒かった。
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大会本部のあるゴンドラ駅付近ではほとんど風を感じなかったがスキー場の上部では
けっこう風が強いらしく8時半になってもゴンドラの運行は開始されない。スタート地点は
スキー場の山頂(三笠山)の予定だったが9時(スタート予定時刻)になってもゴンドラが運行されない場合は
コースを変更して大会本部から10分くらい歩いたゲレンデ中腹からスタートすると説明があった。
結局9時になってもゴンドラは運行開始しなかったので装備を持って、スタート地点へ移動する。
本当はゲレンデ山頂からゴンドラ下をスノーシューで下ってゲレンデ中腹まで降り、林道で山頂まで
登るコースだったが、最初に登ってからゴンドラ下を下る逆コースとなった。
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9時半にスタート!最初は軽く走ってスタートしてみるが、すぐに息が上がってしまい歩きになる。
先頭集団はスノーシューを履かずに背負ったままで走って行ってしまった。最初のうちはスキー場の
迂回コースなので圧雪状態。苦しくならない程度のスピードで歩いているとだんだん楽になってきた。
T氏は最初は先行していたが途中から厳しくなったらしく後退。少しスピードを落として気持ちよく
歩く。最初はストックも活用して進んでいたのだが、自分の場合上半身が弱いため補助でストックを
使っていると腕や肩が疲れてしまうので、途中からはなるべく使わないようにした。
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給水しようとハイドレーションのチューブをくわえたらチューブの中でスポーツドリンクが
凍結して飲めない状態になっていて驚く。まさか凍るとは思わなかった。T氏のほうは完全に凍って
なくちょっとは飲める状態だったので少し分けてもらう。スキー場山頂が近づいたころ後続のチームがだいぶ
接近してきた。このあたりからはすぐそばに御岳が見えてとても景色が良い。
スキー場山頂に到着したときの順位は全体の真ん中くらいかなという感じ。
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スキー場山頂からはゴンドラの下の新雪をスタート地点まで下る。下り始めのところでT氏の
スノーシューが外れて、その間に後続の3チームに抜かされるが「どうせスキーステージで
追いつけるさー」とあわてずに行くことにする。新雪の下りは脛にかなり負荷がかかり、
「これが終わってすぐにスキーで滑るのはきびしいなー」と思った。そうは言っても雪の上には
先に行ったチームがつけた跡がありその上を行けばいいので前のチームよりは楽なはずだった。
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急斜面では前のチームが通った跡が滑り台のようになっていて溝に座って滑って行けて
これがかなり楽しい!この下りでT氏はかなり足に来たらしくつらそうだった。
下りは「滑り台」できたこともあって結構快調だったと思うが前のチームはすっかり見えなく
なってしまった。後ろにそれほど追い上げられている様子もなかったが、見通しのきくところで
振り返ると1チーム来ているのが見えた。最後に急斜面を登るとスタート地点に出て第1ステージ終了!
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第1ステージのゴール時刻は11時24分。15分間のトランジットなので11時39分に出発となる。
ここでスノーシューなどの装備をザックに取り付けて、ここからスタート前に置いておいた
スキーで山を下る。到着した直後、スキー場山頂で先に行ったチームが「あと5分でスタートです」と
言われていたので10分近く差をつけられたということになる。ずいぶん差がついたなと思った。
スキーの準備をしているうちに15分経過してしまいスタート時刻から少し遅れて出発する。
ステージとステージの間に15分の休憩というのは結構時間があるようで装備の換装や栄養補給を
しているとあっという間に過ぎてしまう。
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スキーステージは現在使われていないゲレンデを滑走するコース。緩やかな林道を下っていくが
やはりスノーシューの下りがきいているようで、足がつりそうになったりして途中で2回ほど止まる。
林道を抜けて下のゲレンデ(今は使われていないから荒地だけど)に出て、ちょっと急なところを
下ったら第2ステージ終了地点だった。「えっ!?もう終わり?」という気分。
スキー終了地点は前のチームと同着で11時50分。スタートに遅刻したので10分滑っていない。
もっと長くて遅れを挽回できると思ったのだが、もろくも崩れ去る。
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ここでは地元の人?が豚汁を用意していてくれて食べていけるのだが、今度はスタート時刻に
遅れたくないので大急ぎで準備する。スキーの道具一式はここに置いていって大会スタッフが
ゴール地点(大会本部)に運んでくれることになっている。栄養補給はさっきしたばかりなので
何も飲まず、何も食べず。今度はスタートの3分ほど前に荷造り完了。
前にいたチームと同時スタートだったが、なんとなく先に行かせて後ろからついていく。
T氏はやはり調子が出ないらしくだんだん遅れ始める。
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第3ステージは最初のうちしばらく下って、それからずっと登って行く。下りが始まったあたりで
T氏が足を痛めたらしく座ってしまったので、痛め方によっては第3ステージのスタートに戻って
リタイヤもありかなと思ったが、T氏が「もう少し行きましょう!」と言うので先へ進む。
「少し下ってから登り」と聞いていたのにかなり長い間下っていくので「早く登らないかな」と
思いながら進む。最終的にはここで下った分プラススキーで下った分の高さ登らなければいけないので
かなり大変そう。ちなみにこの大会ではナビゲーション要素はなく、進むべきコースに主催者が
目印のテープをつけているので道に迷う心配はない。
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30分ほど下ったところで道路に出た。そこは会場に行く途中でちょっと車を止めたところで
「こんなところまで降りてきてしまったのかー」と思った。そこから「関係者以外立ち入り禁止」と
書いてある林道に入って登りが始まった。最初はゆるい登りだが、沢沿いの景色があまり良くない
ところがだらだらと続くので、精神的に結構きびしかった。それでも第3ステージの距離から
考えて、残りの時間がわかるようになってきたので時間が経つにつれて楽になっていく気がした。
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沢沿いの道がかなり細くなって山に迫ってきたところに大会スタッフがいた。
スタッフが「下りで30分くらいだったから登ったら50分くらいかな」と言っていたので
自分の残り時間の読みが当たっているとわかり少し元気になる。T氏は早いうちから
つらそうだった割には良くがんばってペースを保っていた。スタッフがいる場所を過ぎると
急激な登りになる。スノーシューは登りに弱いと聞いていたが思ったより苦労なく登れた。
急な登りが終わるともう周りに見上げるほど高い場所がなくなったのでゴールは近いと確信する。
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林を抜けると第2ステージのスキーで最初に滑った林道に出た。林道を登るとゴンドラが見えてくる。
そして駐車場を横切ってゴール!ゴールの時刻は14時46分だった。トランジット含めて5時間16分。
動いている間は暑かったがゴールしたら一気に冷えてしまった。閉会式は16時からということなので
装備を持って一度車へ戻って休むことにする。
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表彰式では、男子、女子、混合(男女ペア)の3部門ごとに3位まで入賞。女子チームは
1チームしかいなかったので自動的に優勝していた。7チームが表彰されたわけだが
実は参加チームは14チームしかいない(笑)我が「Team冒険野郎」は、全15チーム中10位。
男子部門では8チーム中6位だった。表彰式後は大会スポンサーからの豪華参加賞?
をめぐってジャンケン大会。自分もT氏も負け続け何ももらえなかった。
それにしても、参加チームが14チームしかいなくて入賞チームにはいろいろな副賞、
さらに豪華(○万円のウェアなどなど)なスポンサーからのプレゼントなどがあって、
かなり得する大会のような気がした。ほとんどのチームが支払った参加料以上のものを
持ち帰っているような・・・。アドベンチャーレースは、今はマイナーで参加者が少ない割りに
スポンサー企業が熱心なので参加するとおいしいかもしれない!
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