サハラ・レース
2009/10/19(月)
日本を出発してエジプト(カイロ)へ
  ハーン・ハリーリとイスラム市街地へ
5 時に実家出発。父親に車で横浜駅東口まで送ってもらいバスで成田まで行く。5 時半のバスに乗って7 時に成田到着。待ち合わせ時間は8 時ごろだったが、宍戸さんと佐藤くんの携帯にメールすると佐藤くんはすでに成田に来ていたので、ラーメンを食べながら宍戸さんと戸高さんの到着を待つ。7 時50 分に宍戸さんと戸高さんも 合流。この4 人は2007 年のサハラマラソンのときに一緒で今回も行き帰りの飛行機と宿は一緒。宍戸さんが4 人分まとめて取ってくれている。
チェックインをして8 時50 分にコリアエア(大韓航空)の飛行機に搭乗し9 時40 分に離陸。11 時45 分にインチョン空港(韓国・ソウル)到着。ここではまだ日本との時差はない。ここでカイロ(エジプト)に向かう飛行機に乗り換え。次もコリアエアの飛行機。12 時40 分に搭乗し13 時35 分に離陸。飛行機は途中でタシケント空港(ウズベキスタン)を経由しカイロへ向かう。インチョンからカイロまではトランジットも含めて15 時間。 成田からだと19 時間もかかるのであった。
20 時50 分タシケント空港到着。一度飛行機から降りる。飛行機の燃料補給待ち。タシケント空港は殺風景な空港だったが飛行機が到着したときだけ店を開けるようだった。トイレに入ったら便器の位置が高くて若干背伸び気味になって用を足す(笑)22 時10 分にタシケント出発。日本時間で0 時を過ぎたところでカイロの時間に時計を変える。7 時間戻って17 時台になる。20 時40 分にカイロ到着。
15 ドルでビザを発行してもらって空港のロビーへ。ここに宿泊する宿(ベニス細川家、オーナーが日本人)の スタッフが迎えに来ているはずだったがいない。佐藤くんの携帯が海外でも使えるものだったので宍戸さんが宿に電話をして迎えを要請。22 時過ぎまで待ってようやくスタッフと車が到着。こういった現地の時間感覚は4 人とも2 年前のモロッコで経験しているのでそれほどピリピリしない。
車でカイロのダウンタウンへ向かう。エジプトの車の運転はひどいと地球の歩き方などで読んで知ってはいたが想像以上の激しさだった。ハイウェイでもないのにアクセル全開。自分から前の車に接近しておいてクラクションを鳴らす。そもそも夜中にも関わらず、交通量はけっこう多く好き勝手に走りながらクラクションを鳴らしているのでうるさい。2 車線の道路なのに追い越しをかけあって車3 台並んで走っていたりするし。そして信号がまったくないことにも気がつく。右から左から次々車が合流してくる。いつ事故が起きても不思議ではない恐ろしさだった。
ダウンタウンに到着し車から降りて路地を歩く。23 時なのに人がいっぱい。露店もいっぱいで賑わっていた。 そして道はゴミであふれていて汚い。そこをゴロゴロとスーツケースを転がして進む日本人4 人は目立ちすぎていて怖い。ボロいマンションのようなところに案内される。建物の中央部にあるらせん状の階段を登る。エレベーターらしきものはついているが壊れていて使用されていない。ここは各階が別々の宿施設になっているようでベニス細川家は7階にあった。チェックインのときは日本人女性スタッフが対応してくれちょっと安心する。
自分は佐藤くんと相部屋に入った後、夜中なのに外があまりにも賑やかなので、おそるおそる宿の建物から出て露店の並ぶ路地を歩いてみる。なんか怖い(笑)お中が空いていて食べ物も売られているが「とりあえず今日はおとなしくして明日様子を見よう」と佐藤くんに言って部屋へ撤収。良く見ると部屋はきれいで冷房もシャワーもついていて居心地は良さそう。シャワーを浴びようとするが蛇口とシャワーの切り替え方がよくわからなかったのでバスタブにお湯を溜めて体を洗う。
エジプトのシャワーは各部屋にタンクが付いていてスイッチを入れるとタンクの中でお湯が沸きそれをシャワ ーとして浴びる。24 時半に就寝。夜中の2 時くらいに「キー!キー!」という怪音が部屋に鳴り響き始めた。 何かと思っていたら佐藤くんが起きてお湯のタンクの電源を切りしばらくしたら音は止まった。それからもう一度眠りにつくと今度は大音量の放送に目を覚ます。時計を見るとまだ4 時半。外のほうから夜明けにしてはあり得ない音量で何か言っている。歌っているようにも聞こえる。少し考えて「これが噂に聞くアザーン(イスラム教のお祈りの合図)ではないか」と思った。10 分くらいすると静かになった。
  ハーン・ハリーリとイスラム市街地へ

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